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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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栄村復興への歩みNo.332(4月13日付)

 

秋山郷の春景色が素晴らしい!

 10日、「復興への歩み」の配達で秋山郷へ。数日ぶりにポカポカ陽気。しかも、真っ青な空が広がる快晴。いろんなところで道草し、いろんな風景を写真に収めました。
 上の1枚は、10時19分に秋山林道の屋敷〜白沢間(まだ通行止めです*)で撮ったもの。
 真正面に見えるのは残雪がまだまだ多い白(しろくら)の頭(かしら)。手前の樹々は芽吹き始めています。今号ではこの日の秋山の写真を多数紹介したいと思いますが、とにかく「素晴らしい!」の一語に尽きる景色に数々出会いました。4月20日過ぎからは最高の春の行楽シーズンになると思います。村のみなさんも是非、訪れてみてください。
  *まだ落石等が多く、一般車両の通行は危険です。


振興公社をどうすればよいか 〜現場で働く仲間を大事にし、お客さまとのつながりをより深く〜

 3月29日に村と振興公社の間の指定管理契約が議会で議決され、4月1日には新年度がスタートしました。1頁で紹介したように、素晴らしい春の訪れの中で、栄村・秋山郷を訪ねたいというお客さまからの予約問い合わせも入ってきているようです。
 しかし、残念なことに、振興公社の現場は満身創痍の状況で、もがき苦しんでいます。現場でお客さまをもてなす職員スタッフが絶対的に不足しています。また、浴室に不具合が発生して温泉営業を停止している北野天満温泉をめぐっては、村の対策検討の会議が4月13日に開催されるという対応の遅さで、現場は困惑しています。
 どうすればよいのか。現場を廻り、スタッフの声を聞く、また、村民のみなさんの意見や、栄村を訪れ公社施設を利用してきた村外の人たちの声も聞いてきました。
 以下、現時点で大事だと思うことを私なりに提案していきたいと思います。

 

● 経験を積み重ねてきた職員の確保がいちばん大事
 秋山郷には公社指定管理の施設が雄川閣、「のよさの里」の2つあります。
 4月1日スタートの新年度の体制では2施設合わせて職員の配置はわずか4名。しかも、秋山郷の施設での経験があるのは雄川閣の板前さん1名のみ。この体制には2つの大きな問題があります。
 1つは、「2施設で4名」ではとても管理運営できないということ。2つは、板前さん1名を除いて他の3名は秋山未経験というのでは施設の管理ポイントもよくわからないし、お客さまに秋山郷についてご案内することも充分にはできないことです。

(以下、この記事で掲載する写真は本文内容と直接には関係しないものを含みます)

 

のよさの里での雪囲い外し作業

本家と分家を結ぶ渡り廊下の雪囲いを外すには3日間かかるそうです。

設置の時は1週間かかります。10日午後撮影。

 

■ やる気でいてくれる経験者がいます
 まず、2つめの点が取り上げます。
 じつは、秋山郷の2施設で経験豊かな人材が不足しているのは、過去2年間の高橋(前)理事長体制下で不本意ながら退職に追い込まれた職員が複数名いるからです。施設の運営をめぐって「理事長」からの指示がクルクル変わる、それに物申すと最終的には仕事から外される等のことがあり、経験豊かな職員が辞めざるをえなくなったのです。
 これらの人は「秋山郷の施設を守りたい」という気持ちを今も持ち続けてくれているようです。まず、これらの人たちに振興公社に復帰していただくことが事態打開の大きなカギだと思います。
 もちろん、これらの人たちが超優秀で、何の欠点もないとは言いません。これまでの経験とあわせて、もっともっと研鑽と工夫を重ねてもらわなければならないと思いますが、それもまずは現場に復帰してもらって初めて言えることです。

 

白沢からの眺望

右奥は苗場山。その手前には上野原集落。

 

■ 「人手の確保が先か、営業収入の増大確保が先か」という問題
 つぎに、「2施設あわせて職員わずか4名」という問題を考えます。
 これも前理事長が「経費削減による赤字削減」という主張で、どんどん人員カットを重ねてきた結果です。「職員を切る一方で、理事報酬を得ているのはおかしい」という問題も指摘されていますが、ここでは「人手」「職員数」について考えます。
 人手を充分に確保することは人件費の増大を意味します。公社の現状からいえば、赤字額のさらなる増大の危険性を生み出しかねない要因です。
 しかし、人手が足らないことによって、どんな事態が生まれているかを直視しなければなりません。
 公社理事会の「新年度営業方針」では、雄川閣の宿泊受け入れは金・土とGWや秋の繁忙期のみ。のよさの里はコッテージ貸出(素泊まり営業)のみです。
 先日、偶々ですが、訪ねた先の公社施設で、職員が予約電話に対応しているところに出くわしました。「申し訳ありません。その日は営業しておりません」。予約申し込みが金・土以外の日だったのです。
 しかし、いま、観光客の主流のひとつは60〜70歳代のリタイア組です。平日か土日か、関係ありません。いや、むしろ、混雑を避けて平日をお選びになるでしょう。
 「金・土以外は宿泊営業しない」ことによって、せっかくのお客さまを逃してしまっているのです。
 たしかに、金・土以外の日に宿泊客を1組確保したからといって、全日営業するのに充分な人数の職員の人件費を稼げるわけではありません。しかし、「だから、職員数を減らして、金・土のみ宿泊営業」という方針にすることが正しいでしょうか。否、ですね。
 やはり、充分な職員を配置し、徹底的な営業で連日の宿泊客を獲得し、人件費をカバーして余りある営業収入を得る方を選択すべきだと私は考えます。

 

清冽な雪融け水とワサビ葉

撮影場所は下の写真のところ。秋山林道沿いの

不動滝の近くです。

 

 

● 営業拡大に求められること
 「徹底的な営業で連日の宿泊客を獲得…」と書きましたが、これが最重要の課題ですね。
 この課題の打開にむけて色んなことを考えなければならないと思いますが、〈人は何を求めて旅をするのか〉を考えてみましょう。
 自分自身にひきつけて考えれば、〈素敵な景色、美味しい食べもの、人との出会い〉、これが3大要素ではないでしょうか。
 栄村には、このうち少なくとも2つはありますね。素敵な景色と美味しい食べものです。ただし、私たち村民、とくに観光営業に携わる村の人に、その認識が十分にあるかといえば、「?」マークがつきます。

 

■ 素敵な景色への意識性
 「のよさの里」から見える鳥甲山の雄姿については、振興公社の職員も「素晴らしいですよ」と自慢しますが、「トマトの国」の前面に広がる素晴らしい景色については職員にそういう意識はあまりないようです。4月12日午後に撮った写真を掲載します。素晴らしいですよね。

 


 最近、公社のスタッフとそんな話をしましたが、「あまり見慣れていて、格別には意識しない」というのが直接的な原因のようです。しかし、観光の仕事に携わる者としては、それではダメです。「素敵な景色を売り込もう」という目的意識を抱いて、つねにフレッシュな目線で村のあちこちを見つめる。そういう意識性が求められます。
 12日午後、西大滝のサクラの様子を見に行った時、観光協会のスタッフと出会いました。「サクラの開花状況を見に来た」と言い、写真を撮っておられましたが、そういう動きを公社や観光協会等々が一体となってガンガンやっていくことが大事ですね。
 「トマトの国」の前面に広がる素晴らしい景色に話を戻すと、ひんご遺跡の発掘調査で「トマトの国」に宿泊されていた県埋蔵文化センターの人が、「朝、出かける前に『トマトの国』からの景色を眺めて鋭気を養い、現場に向かう」と言っておられたことを思い出します。

 

■ お客さまに声をかけ、お話をしてもてなす
   ――〈人との出会い〉の鍵

 

 今回は詳しくは書きませんが、〈美味しい食べもの〉も栄村にはたくさんあります。
 いちばんの課題は、〈人との出会い〉にあるのではないでしょうか。
 「むらのばあちゃんとお茶のみして楽しかった」というようなことがどんどん実現されれば、それに越したことはありませんが、観光の営業の拡大にとって真っ先に求められる〈人との出会い〉はそれではないと思います。観光に訪れた人たちにとっての〈人との出会い〉の最前線に立つのは旅館等の宿泊施設のスタッフです。
 その点をめぐって公社が運営する宿泊施設の現状はどうか?と言えば、課題は多いと言わねばならないのではないでしょうか。ネット上での「口コミ評価」を見ると、雄川閣への高い評価が見られますが、今号で取り上げたスタッフの異動の中で、高い評価を維持できるかどうか、心配です。
 〈お客さまに満足していただける人との出会い〉を実現していくには、2つの課題の打開が必要だと思います。
 1つは、スタッフ数を十分に確保し、スタッフがお客さまとお話したりする時間を確保できるようにすることです。たとえば、今回記しているように雄川閣へのスタッフの配置が2名程度にとどまるならば、スタッフ自身にはどんなに意欲があっても、お客さまと話す時間を確保できません。
 2つは、スタッフがお客さまへの関心を高め、お客さまの気持ちや関心を知ることと、それに応える話のネタを豊富に用意しておくことです。これには個々のスタッフの意識性が求められると同時に、スタッフの間でのミーティングやお客さまおもてなしに関するワークショップなどを頻繁に行うことが大事だと思われます。

 

何の花でしょうか?

秋山林道・不動滝のそばに賑やかに咲き誇って

いました。そばにマンサクの花も咲いていまし

たが、それとは異なるものです。

 

 

 〈振興公社をどうすればよいか〉というテーマで書いてきましたが、ここで議論してきたことは、振興公社関係者にどういう取り組みが求められているかということに尽きることではありません。私たち村民全体がどういう問題意識を持ち、公社の職員スタッフと共に力を合わせて、こういうことに取り込んでいこう!という呼びかけです。是非、みんなで考えてみましょう。

 

白沢から白瑤瞭を望む

 

 

 


西大滝のサクラ

 

 12日午後の西大滝のサクラの様子です。「14、15日に見ごろになるかな」と思っていたのですが、天気が悪いようですね。16日からの週の前半、お花見日和になるでしょう。

 

 

購読拡大にお力をお貸しください

 

 ご承知のとおり、2月中旬から有料定期購読制にさせていただきました。

 配達で出会った読者の方から、「〇〇さん、『わざわざ振込に行くのは大変だけど、読みたいの』と言っていたよ」というお話をお聞きすることが最近よくあります。お知り合いの人に、「復興への歩み、配ってもらっている?」と声をおかけいただき、購読のご意思のある方が分かりましたら、是非、私にご連絡いただけないでしょうか。ご連絡いただいたら、できるだけ早く、私がそのお宅を訪ねさせていただきます。

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
栄村復興への歩みNo.332 2018年4月13日発行
編集・発行人 松尾真 連絡先:電話080−2029−0236、 mail;aokura@sakaemura.net
ゆうちょ銀行 11100−1361481 栄村復興への歩み協賛寄金 ながの農協栄出張所 普通0009390 栄村復興への歩み発行協賛金松尾眞


栄村復興への歩みNo.331(4月7日付)

 

 

発想法を大転換して、栄村の力強い成長へ

 最近、「日本一不安な村」なんて言葉が聞こえてきます。とても残念なことですが、不適切発言をしながら、撤回もせず、村民に不安感を与える人がいるのだから、やむを得ないかもしれません。
ここらで、村民が主役となって、新しい動きを進めていくことが必要だと思います。そこで大事になるのが発想法の大転換。
 〈栄村は痩せ細っていく一方〉というイメージ(高齢化、子どもの減少、人口の際限なき減少などから出てくるイメージ)がありますが、これを払拭し、〈栄村が夢のある村へ、力強く成長する可能性〉という確信を広げていくことです。
 まだ充分には取材できていませんが、今後、そういう発想法で記事を編成していきたいと思います。

 

(本頁の写真は森集落開田上の旧村営グラウンド先です。4月2日撮影)


保温力抜群の温泉、カタクリとヒトリシズカ、そして食事 ――「トマトの国」の新たな活性化を実現したいですね

 

 

 カタクリがわーッと咲いている様子は4頁で紹介しますが、上写真のカタクリは「トマトの国」の近くで咲き始めたばかりのものです。6日撮影です。
 カタクリが咲くのは「トマトの国」の建物が写っている下写真の手前あたり。丸山という小山の麓です。写真左下隅に小さいですが、カタクリが見えます。今年は4月半ばあたりに雪が消えて、満開になるでしょう。

 


 この場所はカタクリだけではありません。カタクリの花が消える頃、同じ場所に今度はヒトリシズカという花が一斉に咲きます(下写真)。

 


 「トマトの国」の前からの眺めも最高です。苗場山、高倉山、鳥甲山、三ツ山、毛無山(野沢温泉スキー場がある)が一望できますし、これからの時期、その手前の一帯の芽吹きも鮮やかです。

 

● トマトの温泉で体がポカポカになる秘密は?
 「トマトの国」の温泉、お風呂から上がっても長い時間、体がポカポカし続けます。近辺の他の温泉では体験できないものです。
 その秘密は温泉中に含まれる鉄分。鉄分には保温効果があるそうです。有名な有馬温泉(兵庫県)と同じです。鉄分は空気に触れると赤く変色します。それも「トマトの国」のお湯の特徴ですが、その特徴が同時に保温効果をもたらすのですね。村外からも人気があります。

 

● お昼営業で、村の人たちが集い、温泉と昼食・おしゃべりを楽しむ ―― そんな企画いいですね!
 いま、北野天満温泉が故障のため日帰り入浴中止で、その代替措置として「トマトの国」が午前11時から入れるようになっています。でも、一昨年秋から昼営業が廃止になって、不便を感じている村民や村外客の方が大勢おられますね。
 そんな中、特定日限定ですが、送迎バス付で「温泉+昼食」の営業がいま検討されているそうです。いいですね!そういう企画から得られる売上は大した金額ではないでしょうが、「トマトの国」ー公社施設が変わる第一歩として大きい意味があると思います。

 

● 村民みんなと職員でつくる楽しい施設へ
 振興公社の赤字問題。もう嫌ッと言うほどに聞かされてきました。赤字額だけをワーワー言っていても、よくなりません。
 上に紹介した新しい企画を村民みんなで盛り上げるとか、2頁で紹介したカタクリやヒトリシズカを楽しみにみなさんが出かける。さらに、新しい企画もみんなでどんどん創り出していく。そういう中から、「赤字を減らす」という消極的な考えではなく、栄村の新しい活気と経済活動の活発化を生み出していく
 そういう新しい局面を切り拓いていくことが、これからのテーマだと思います。

 

写真は昨年4月23日撮影。今年は4月8日〜14日の週の後半に見られるのではないでしょか。


春の写真

一斉に花開いたカタクリ。4月2日、北野天満温泉。

 

 

キクザキイチゲがニョキニョキ顔を出す。

 


4日撮影。昨秋、大規模に草刈りをした耕作放棄地に群生しています。花が半ば以上開いたものは下写真。

 


 アズマイチゲと同じイチゲ(一華あるいは一花と書きます)ですが、葉の切れ込みが深く、花は淡紫色であることが多いですね。

 

 

 まだ4月にもならない3月31日、雪道を片道30分歩いて、ミズバショウの群生地へ。
山からの水が流れるところだけ雪が消え、ミズバショウが早々と顔を出していました。この日からすでに1週間、ミズバショウもずいぶん大きくなっていることと思います。

 

 

 


 4月3日は配達で秋山郷へ。
 天池を覆っていた雪が消え始めていました。鳥甲山も春の雪崩をおこしているようです。

 

 

自生の福寿草とアズマイチゲ


季節の変化

  

 

 生命力が溢れ、様々な山菜を食べられるようになるのがとても嬉しい春ですが、同時に待ち遠しくなるのが総一郎さんのアスパラ。
 その畑、春から秋はよく訪ねますが、雪が山のように積もる冬は遠くから眺めるだけで行ったことがありません。上1枚目写真は3月28日。「今年は雪消えが早いとはいえ、まだまだ多いな」と思いましたが、それからわずか1週間、4月4日に訪れるともう畑の法面がほとんど見えます。雪の上を歩いて畑まで行ってみました。
 もみ殻を敷き詰めた畑が見える箇所も(下写真)。さすがに「地中からアスパラがニョキニョキ」ということはありませんでしたが…。でも、今年は平年よりも2週間くらい早くに食べられるかもしれませんね。

 


 季節の変化ということでもう一つ、驚いたことがあります。
 4月3日に秋山郷に行った時のこと。屋敷から白沢まで秋山林道の道割りが終わっていたので(一般通行はまだ不可です)、不動滝と白沢の様子を撮影してきました。

 


 いつもは真っ白な水が落ちているのですが、この日は茶色く濁った水。不動滝は赤(あかくら)の頭(かしら)の方から下ってくる水が落ちるところですが、きっと山の上の方で雪崩が土をまき込んでおきているのでしょう。


 春の訪れとともに、人の営みも大きく変わりますね。
 渓流釣りが楽しみという人もおられます。そんな人のひとり、大庭光一(てるかず)さんが毛鉤(けばり)作りをされているところに出会いました。

 

 


 毛鉤をつくるための道具(写真に見えるものでクルクル回ります)も手作りで、じつに器用な方です。
 さて、岩魚の渓流釣りにはいつ出かけられるのでしょうか。

 


直売所かたくりから

 

 「ふきのとうがんもどき」。刻まれたふきのとうが入っています。1年半ほど前から長瀬にお住まいの稲見朋子さんの手作り。

 

 

 こちらはは阿部栄子さんの「大葉みそおにぎり」。

 7日の私の昼食はこの二つでした。

 

 直売所かたくりは、平成29年度も4千万円以上の売上を実現し、新年度は売上5千万円をめざして新たな飛躍へ。その中で、厨房を活用した企画も増えるようです。

 


 レジでは、こんな「ミニミニマガジン」もいただきました。秋山の地域おこし協力隊の杉森奈那子さん制作の作品。秋山の方言をそのまま記録したお話のページや山菜レシピなどがあり、とても楽しいものです。

 

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栄村復興への歩みNo.331 2018年4月7日発行 (1部100円)
編集・発行人 松尾真 連絡先:電話080−2029−0236、 mail;aokura@sakaemura.net
購読ご希望の方は上記番号までお電話ください。


栄村でもサクラが開花

 

 昨夜から今朝にかけて標高の高いところでは雪が降った栄村ですが、日中は晴れて、午後、私の住まいの隣りのお家のサクラが開花しているのに気づきました。
 まだほんの一部の開花ですが、桜の木のすぐ下の田んぼにはわずかながら雪が残っています。

 


 この2枚を撮ったのが午後2時すぎ。すぐに、この間ずっと蕾の膨らみ具合を観察している西大滝ダムの桜の様子を見るべく、車を走らせました。
 数日前にいまにも開花せんばかりに蕾が膨らんでいた木を見ると、1輪、花が開いていました。そして、目が慣れるにしたがって、いくつもの木で数輪ずつ開花しているのが目に入ってきました。平年よりも3週間ほど早いですね。
 午前中は野々海への道に行って、昨夜〜今朝の新雪をわずかながら見、また、スノーモービルを楽しもうという人たちにたくさん出会ったのですが、その日の午後にサクラの開花を見るなんて、驚きです。


 以下、今日のアルバムをご覧ください。

 

 

昨日あたりから、ブナの芽吹きが見られるようになりました。
午前9時すぎ、森集落の国道117から。

 

 

平滝から野々海への道に上がり始めて間もなく、枯葉の上に新雪を確認。

 

 

芽吹きの始まりとまだまだ白い関田山脈

 

コブシ

 

 

 

 スノーモービルに来ている車は10台を超えていました。子ども連れの姿も。
 スノーモービルのために首都圏方面から来る人たちにどう対応するのか、真剣に考える必要がありますね。

 

 

 

 

芽吹きの様子

 

 

野々海への道では随所でこんな景色が見られます。

 

 

写真下方に見えるのは平滝の千曲川沿いの田んぼ。

 

 

 

西大滝で最初に見た一輪。

 

 

まるでほとんどが開花しているかに見えるほど、樹全体がピンク色になっています。

 

 

ソメイヨシノではない種類なのでしょう。西大滝ダムの近くでもう5分咲き以上になっているものが1本ありました。

 

 

 

 

 西大滝からの帰り、西大滝と白鳥集落の境のところに早く咲く山桜があるのを思い出し、車を停めて撮影。山桜の近くにはユキツバキも。

 

 

 

 

 大急ぎで整理したので、編集になんの工夫もありませんが、以上です。

 


松尾まことの議員活動報告第26号(4月1日付)

               北野天満温泉前のカタクリ

 

臨時議会(29日)で指定管理契約を議決

 

春爛漫にふさわしい新年度のスタートを切りましょう!

 

 3月29日午前、栄村議会の臨時会が開催されました。
 議題は、3月定例会から持ち越しとなった「栄村観光レクリエーション施設の指定管理者について」。傍聴席では多くの村民のみなさんが審議の成り行きに注目しました。
 栄村振興公社の高橋規夫理事長の辞任と指定管理契約期間の暫定1年化という2つの条件を満たした村と公社の契約書が提出されました。
 現在の指定管理期間が3月31日で満了という切羽詰まった状況の中で、また、“2つの条件”が満たされたからといって、しかし、いわゆるシャンシャンで議決されたわけではありません。
 いま、栄村振興公社で最も重大な問題は、現場で奮闘する職員と理事会の間に深い溝があることです。また、北野天満温泉の入浴設備に問題が発生し、日帰り入浴が中止になっているのに、村の対応方針が明示されていないことも大問題。
 議会では、これらの問題点について慎重に審議し、現場職員と施設地元住民が力を合わせて施設運営を進めていくことを中心とする今後の方向性を明確にしたうえで
、1年間の指定管理契約を可決しました。
 率直に言って、振興公社は絶対的な職員不足の現状にあり、その補充が早急に求められています。しかも、ただ人数を揃えれば事足りるということではありません。施設を熟知している人、不本意に公社を去らねばならなかった人、そういう人たちの力を得ていくことが大事です。また、「理事会、評議員会とは何なのか?」ということを明確にし、それにふさわしい体制を築いていくことが必要でしょう。
 振興公社を再建軌道にのせることができるかどうか。栄村の今後がかかっています。施設地元の住民のみなさんが施設運営に積極的に関わることを中軸にして、村民の振興公社への関わりを強め、新しいスタートを切っていきたいものです。

 

 

◎ 北野天満温泉の浴室不具合について
 北野天満温泉の日帰り入浴が、2月下旬から中止になっています。浴室の天井が垂れ下がり、危険になったためです。
 議会は2月26日に現場視察を行なうなどして、早急な対応を求めてきましたが、3月26日になって、当初計画された応急復旧工事では対応できないことが判明しました。
 このため、3月29日の臨時議会終了後、森川村長が議会に対して、村の対応方針についての説明を行いました。ポイントは2つです。
 1つは、天井裏の鉄骨から新しい天井を吊り下げる応急対応を追求したが、鉄骨そのものの腐食が激しく、この応急対応が出来ないことが判明したこと(3月26日に判明)。
 2つは、北野天満温泉の浴室は全面建て直しを基本とし、その建て直しが完成するまでの間、仮設浴室の設置も検討すること。
 議員からはさまざまな意見が出ましたが、私は浴室の全面建て直しに全力を注ぎ、それを最大限短期で実現することを基本方針とすべきだと考えます。
 全面建て直しを急ぐとともに、北野天満温泉を指定管理で運営する振興公社の赤字増大の要因とならないよう、経営上の検討・判断をしっかりと行って、当面の運営方針を決める必要があります。北野天満温泉周辺の住民のみなさんのご理解、ご支援をいただくことも欠かせないものです。ご意見を北野天満温泉支配人や議員にお寄せいただくことが大事だと思います。

 

 

◎ 県道笹原〜長瀬間の全面通行止め解除をめぐって
 3月23日午後、県道笹原〜長瀬間の全面通行止めがようやく解除されました。1月25日の全面通行止めから約2ヶ月ぶりのことです。
 通行止め解除後、私もすでに何度も通行しましたが、北野・極野などの地区との往き来がスムーズにできて、本当に嬉しいです。

 

● 本格復旧工事が間もなく始まります
 今後、昨秋10月23日の台風21号で土砂崩落した箇所の復旧、雪崩予防柵の設置や土留めの本格復旧工事が始まります。
 すでに工事入札が終わり、竹花組が落札して、工事の準備を進めています。4月1日からの新年度開始に伴い、早々に現場での作業が始まるものと思います。工期は11月までで、予定通りに進めば、次の冬の前に完成します。

 

● 災害から今日までの事態について、しっかり総括・反省が必要です
 一日も早い復旧完成を望むものですが、しかし、そのためにも昨秋の災害発生以降の県建設事務所や村の対応の問題点は曖昧にせず、きちんと総括・反省しておくことが必要だと思います。
 私が考える問題点を3つ、指摘します。
 第1点は、災害直後(10月23日〜11月一杯)の問題です。
 笹原〜長瀬間の災害箇所での流出土砂や倒木の撤去には約1ヶ月もかかり、また、地元住民への説明会が初めて開催されたのは災害から1ヶ月余を経てからでした。
 11月28日の説明会での建設事務所の話などを総合すると、「崩落斜面にかなり多くの土砂等が残っていて、二次災害の発生を防ぐために、土砂・倒木の撤去より前に地盤調査等を先行させる必要があった」ということのようです。たしかにその通りだったのだろうと思います。
 しかし、そうであればこそ、もっと早い時期に地元説明会を開催する必要がありました。「いま、二次災害の危険があるので、こういう調査をしています」という説明会をまず開くべきなのです。この点、しっかり反省して、今後の災害対応に活かしていってもらいたいと思います。
 第2点は、1月25日〜3月23日の全面通行止めに関してです。
 雪崩の危険に対応しての措置でしたが、私は頻繁に現場を訪れ、積雪の様子を観察しました。私は素人ですので、雪崩の危険の有無について確たることは言えませんが、どう見ても建設事務所の現場観察の頻度は低く、状況把握が不十分だったとしか思えません。また、2月26日の議会の現場視察の際、本格復旧工事担当の職員からは雪崩発生危険の観察・判断ポイントについて説得力のある説明が聞けましたが、道路管理担当からはただ天気予測の話ばかりで納得のいく説明が聞けませんでした。長野県は栄村などの一部地域を除くとじつは豪雪県ではなく、雪・雪崩への対応力が充分でないと思わざるをえません。改善を望みたいと思います。
 第3点は、村の対応です。
 県道の道路管理者は県であり、村独自の判断での対応ができないことはよく承知しています。しかし、もっと村が主張すべきを主張し、県を動かしていくという対応があって然るべきだったと多くの人が思っています。
 「日本一安心安全な村」という村長のスローガンに恥じない村であってほしいという思いは村民共通のものでしょう。村長に村長らしい仕事の遂行を求めたいと思う次第です。

 

 

 「議員活動報告」は第25号を3月15付で発行したばかりで、全戸配達もまだあまり進んでいませんが、29日の臨時議会があったことから、第26号を4頁版で急遽発行することにしました。そのため、次号(27号)はよほどの緊急事態がないかぎり、しばらく時間をおいて5月になります。ご了承ください。