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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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北野川上流の台風19号災害復旧工事を見る

 台風19号災害から早や1年です。県内各所で、また村内各所でまだまだ災害復旧工事が続いています。千曲川では村から飯山市までの間だけでも、いくつもの箇所で護岸復旧を中心として大規模な復旧工事が進められています。
 台風19号災害の1つの特徴は、栄村と野沢温泉村・木島平村の境となる大次郎山・毛無山に大量の雨が降り、北野川・天代川が大洪水となって氾濫し、流域各所で大きな被害を引き起こしたことです。
 本紙では、北野川上流(中部電力の貯水施設がある地点の少し下流の地点)での道路崩壊とその復旧工事の様子をお知らせしてきましたが、今回、最新状況を含めてその状況をまとめてレポートしたいと思います。


〈5月29日撮影〉

 


(上)崩壊地点手前の橋から上流方向を見る。大きい石が一杯。崖崩れも見える。(下)崩壊地点。これ以上進めず。


〈6月21日撮影〉

 

5月29日に行った時、「これ以上進めず」と記した地点から河道に工事用仮設道路が造られ始めていました。

 

 

工事用仮設道路は随分と奥まで続いています。

 


この箇所を見て、ここが復旧箇所だと思いましたが、3回目の8月30日、復旧工事のポイントは奥の方であることがわかりました。


〈8月30日撮影〉

 

工事用仮設道路は、何度も工事車両が往復しているのでしょう。すっかり踏み固められています。

 

 

奥の方で道路の擁壁の造り直し始まっていました。川の湾曲部で、強い水流があたる箇所ですね。


〈10月4日撮影〉

 

擁壁の工事が随分と進んでいます。

 


上写真、「北野川新設発電所調査工事のうち詳細設計と他業務(地表踏査)」とあります。そういう計画があることは7月に耳にしましたが、もう調査を始めているのですね。北野川流域住民の暮らし、防災計画、北野川の豊かな自然環境の活用などの観点から、村(民)側の議論を早急に進める必要があると思います。
 


栄村復興への歩みNo.393(9月26日付)

災害に備える

 

 

 天地集落での1枚です(9月4日撮影)。
 写真右に堀のようなものが見えます。じつは雨が降ると水が流れます。川なのです。大雨災害の1つのポイントはこういう場所にあります。実際、昨秋の台風19号ではここに大量の水が流れ、道路の路肩が崩れました。
 当初、木杭を打ち込んで土止めをしましたが、冬の雪でだめになってしまいました。そのため、役場産業建設課の直営班が石積みをしました。元の石を削っていませんので、表面が不揃いですが、直営班の技術レベルの高さ、「小さな災害箇所」への対応力の高さを示しています。
 

 

 村道天代坪野線の天代集落内路肩崩壊箇所の復旧工事が完成した姿です。
 台風19号道路・河川災害での本格復旧工事では完成第1号だと思われます。写真撮影は9月6日ですが、工事が出来上がったのは8月31日でした。
 既報のとおり、7月15〜16日の大雨では天代川が増水し、この現場でも重機が置かれた工事用仮設道路が大水で削られるなど、困難な条件を克服しての工事でした。

 心配された台風12号は東寄りにコースを変え、栄村にはほとんど影響がなくてホッとしましたが、昨秋の台風19号は10月12〜13日。これからが台風シーズン本番です。


● 箕作の千曲川河岸2ヶ所に大型土嚢を設置

 

 

 写真は8月14日に箕作のお宮のそばで撮影したものです。
 ここは堤防では十分にカバーされていなくて、千曲川が増水した場合に箕作集落に水が入る箇所です。村が今秋の台風シーズンに備えて県に大型土嚢の設置を要請しましたが、「県の今年度予算はもうない」とのことで村が村単独予算で設置したものです。この場所の他、百合居橋近くにも設置されています。
 昨秋の台風19号災害を総括したうえでの村の水害対策の前進を、ほんのわずかではありますが、感じ取ることができます。
 また、県も「予算がもうない」というつれない対応だけで終わっているわけではないようです。7月8日深夜から9日にかけての千曲川増水で月岡集落後川原の水田の被害をめぐっては、県北信建設事務所が被害現場の現認に来てくれました。これまでは農政系列で「農地被害」と認識されるだけでしたが、河川による水害としての認識が初めてなされたのです。これも小さな前進ですが、しかし、その意義は大きいと思います。

 


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