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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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県道笹原〜長瀬間の通行止め解除と今後の展望

 

 台風21号による土砂崩れで全面通行止めになっていた県道秋山郷森宮野原線の笹原〜長瀬間は、上写真の防護柵が完成し、5日午後5時から通行止めが解除され、片側交互通行になりました(6日朝撮影)。
 今後、本格的積雪期になった場合のことが心配されますが、「降雪50cm以上になれば通行止め」という機械的な対応ではなくなったようです。しかし、雪崩の心配がある時の通行止めは避けられないようです。私も県にさまざまな働きかけを行い、県もさまざまな努力をしてくれています。そんな中、私も「なにがなんでも通せ」とは言えません。
 14日に地元区長さんらに対する県の説明会が行われ、その後、説明文書が地元住民に配布されるようです。

 

● 迂回路をめぐる問題について
 通行止めの場合の迂回路については、その危険性が県に伝わったようで、地元が要望していた側溝に蓋をして道路幅を少しでも広げる措置はとられました。除雪や凍結防止剤の散布についても地元の声に耳を傾けてくれています。今後、迂回路を使用せざるをえなくなった場合、不安なことが生じたら、遠慮せずに声をあげてください。役場に言うと同時に私に声をかけてくだされば、私も県等に働きかけるようにします。

 


【上写真の説明】迂回路(原向から長瀬に下る道路)の側溝箇所です。黒パイを入れ、その上に砂利を入れて、道路と同じ高さになりました。


県道の通行止め解除  5日午後5時から片側交互通行

 

 写真は6日午前8時すぎ。
 県道秋山郷森宮野原(停)線の笹原〜長瀬間の通行止め区間は、防護柵工が完了し、昨5日午後5時から片側交互通行で、通行止めが解除されました。
 昨夕も現場を訪れましたが、昨夜は雪。わずかな量ですが、雪が積もった中で今朝の様子を見てきました。私が撮影をしている数分の間にも5〜6台の車が行き交いました。とくに森方面にむかって下る人は約1ヶ月半ぶりでの本来ルートでの出勤。運転席の顔がにこやかに見えました。

 

 ところで、この県道上からは、防護柵の高さゆえに崩壊面の様子が見えないので、川を挟んで対岸の中尾の田んぼに行って、対岸から様子を撮影しました。

 

対岸から見た崩壊斜面の全体像。

 

 真っ白な積雪の中に縦に流れる黒く見える筋。水の流れです。
 水の流れの起点付近をクローズアップしたものが下写真。

 


 このあたりでは、応急復旧として湧水処理工が計画されていますが、未着工。これを一刻も早く着工・完成させることが積雪の安定性を確保するうえで重要だと思われます。

 


防護柵が完成 明日にも片側通行が可能か

 

 


 台風21号による土砂崩れで全面通行止めが続いている県道笹原〜長瀬間(字(あざ)・白土(しろつち))で、落石等を防止する防護柵が今日4日午前中に完成しました。上写真がその全容で、午後2時半頃の撮影。
 この後、片側交互通行のための信号機が設置され、また、写真左側に見えるガードロープの修復工事が行われます。現場関係者の話では、「明日にも県が検査に来て、通行再開となるでしょう」とのこと。
 防護柵のための工事が始まったのは11月23日、完成予定は12月11日頃とされていましたが、工事関係者(請負社は竹花組飯水営業所)の懸命な努力で予定よりも早く完成しました。
 片側通行再開の目途がついたことをうけて、本格的積雪期の通行問題の打開が次の課題となります。

 


防護柵の裏側の全体像

 


道路に埋め込まれたH鋼を支える構造


栄村復興への歩みNo.321(12月1日付)

雪時期の通行の可否が大きな問題
  ――北信建設事務所が説明会(28日、北野公民館)

 

 11月28日夜、北信建設事務所が県道笹原〜長瀬間の災害・復旧工事をめぐって初めての地元説明会を開催しました。北野、極野など地元住民30名以上が集まり、建設事務所側の説明の後、厳しい質疑応答がありました。


● 現場では防護柵設置
 説明会に先立ち、私は土砂崩れ・全面通行止めの現場に行きました。

 


 上の写真ですが、道路上にH鋼を埋め込んで防護柵を造る作業が行われていました。H鋼を21本たて、その間に丸太を入れ、さらに道路の擁壁側に“かすがい”を入れます。12月11日頃までに完成の予定。
 これを見て、私は「これならば冬期も通行可か」と思い、期待感をもって説明会に臨みました。

 

● 県の方針は「本格降雪になれば再び全面通行止め」
 説明会で配布された資料の「工程表」を見ると、防護柵の完成に合わせて「片側通行」の文字。一瞬、ホッとしました。しかし、12月下旬に再び「全面通行止め」の文字。しかも、来年4月一杯までです。愕然(がくぜん)としました。
 説明会では、北信建設事務所の担当者が「被災経過と復旧工法」、「施工期間中の対応」の順で説明をしました。「復旧工法」については、かなり本格的な対策が計画されていることがわかりました。崩壊箇所の法面枠工、雪崩予防柵の設置などで、来年12月頃までかかります(ただし、28日に説明されたものは、国の「災害査定」を受けるために設計されたもので、国の査定次第で変更される可能性があるものです)。
 しかし、説明が「施工期間中の対応」に進むと、資料の「工程表」に記載されている通り、「12月10日ないし11日に防護柵が完成したら片側交互通行を可とする。しかし、本格的な雪になり、降雪量が50cmを超え、雪崩注意報が発令されるようになれば全面通行止めに戻す」と話されました。

 

● 住民からは厳しい意見が相次ぐ
 説明の後、質疑応答。9名の住民が挙手して発言されました(二度、三度にわたって発言された方もおられます)。いずれも、県に対して叱責(しっせき)するもの、地域にとっての県道被災箇所の通行の必要不可欠性、県が考えている迂回路の危険性をめぐるものです。
 第1に“叱責”ですが、発災から1ヶ月強を超えた時点での初めての地元説明会に「遅すぎる」、「迂回路があると考えて、県道被災箇所の対策のスピードが遅くなっているのではないか」というものです。「説明会が遅い」という点に関しては、北信建設事務所飯山事務所長が謝罪しましたが…。
 第2の被災箇所の冬期通行の不可欠性について、第3点の迂回路(原向から長瀬に下る県道。通称「百年道路」)の危険性の具体的な指摘と併せて、栄村の冬の暮らしの実相の紹介をまじえながら、切実な訴えが相次ぎました。県は「防護柵はあくまでも落石等への対応措置で、雪崩の破壊力に耐えられるものではない。雪崩での人身事故を発生させるわけにはいかない。安全第一での措置」という返答を繰り返しました。住民も「安全第一」は理解していますが、その意味でいえば、迂回路も「安全第一」に反する危険性があります。
 冬の栄村の雪の厳しさを具体的に話す住民の発言で、建設事務所側に認識の一定の深まりは得られたのではないかと思いますが、質疑応答は冬期通行止めをめぐって平行線のまま終わりました。
 最後に、住民から「今日の住民の問いかけに対する返答はいつもらえるのか」という問いかけがありましたが、明確な回答はありませんでした。

 

原向から長瀬に下る道路の危険箇所

ガードロープは冬期間取り外し。写真左手には蓋無しの側溝がある。

冬期は道路凍結で滑る、除雪による幅員減少で離合困難等で危険大。

 

● 村(役場)も加わって、住民の暮らし・思いに寄り添ったきめ細かい対応を行うことを求めます
 私自身、「通行可として大丈夫」とは言えません。しかし同時に、「雪が本格化すれば全面通行止め。迂回路利用」の県方針をスッとのみ込むことはできません。まだまだ話し合いと検討の余地があると私は思います。たとえば、降雪期、積雪期とひと口に言って済ますのはどうかと思います。かなりの積雪があっても安定している時期もあるはずです。
 この問題は復旧工事を担当する北信建設事務所の担当者が来て説明会を行うというだけでは打開できないのではないか、県は工事担当者だけでなく、住民の暮らしをどう守るかを考える職員も現地に派遣して話し合いを深める必要があると思います。また、村は、道路管理者が県であることから県に委ねるというのではなく、県と一体となって住民との話し合い、諸対策の検討・実施に取り組まなければならないと思います。28日の説明会で「説明は終わった」とすることは絶対に受け入れられません。


道路にH鋼を打ち込む〜「復旧作業の進展状況」追加情報

 22日撮影の写真に基づいて、「笹原〜長瀬間の県道土砂崩れ区間の復旧作業の進展状況」というレポートを24日朝に作成しましたが、そのレポートを北野校区の約70軒にお届けに行った際、今日も現場を見てきました。
 すると、道路を掘削して何かを敷設する工事が行われていました。現場の人に尋ねると、H鋼を打ち込む準備のようです。

 

 

 

 写真に見える「ホッカイボイド」という円柱状のものは型枠材で、この中にH鋼を打ち込み、さらにコンクリートを入れるようです。

 10月27日に村長が対策要望に県庁を訪れた際、「H鋼を打ち込む」という案が県側から話されていたと聞いています。
 県はしっかりした対策を講じてくれていると思います。
 通行ができるようになるまでに、もう少し日数を要すると思いますが、状況はよい方向に向かっています。
 なお、地元地区の区長さんや東部地区から出ている議員を対象とする説明会が28日夜に開催される模様です。

 

(了)


復旧作業の進展状況〜笹原〜長瀬間の県道土砂崩れ区間〜

 11月22日午前に現場に行き、撮影してきた写真を示します。

 

写真1:長瀬方面から見た道路の状況
 崩落土砂、倒木、落ちてきた雪崩防止柵土台のコンクリート塊などすべて撤去され、道路はきれいな状況になっています。

 

 次頁に写真2を示しますが、そこに見られるように、崩壊面の下(道路側面のブロック設置面の上)には大型土嚢が設置されています。また、その少し上には落石(が跳ねること)を防止するためのものと思われるネット(緑色)が設置されています。
 また、県道の北野川側の路肩ですが、写真3に示すように、基本的に損壊していません。

 


写真2:土嚢と落石防止ネット

 

写真3:路肩の様子

 

● 応急復旧措置はほぼ出来たのではないか
 この県道を所管している北信建設事務所からの正式発表はまだありませんが、私がこれまでに見てきた同様の土砂崩れ箇所での応急復旧措置の事例と比較して検討すると、通行止めを解除するに必要な応急復旧措置はほぼ出来たのではないかと思われます。
 北信建設事務所と県の迅速な対応に感謝します。
 間もなく、通行止めの解除等に関する地元説明が行われると思います。

 

● 県は本格復旧にむけて国と折衝へ
 今回の土砂崩れ災害は、全国各地で被害を出した台風21号によるものであり、また、かなり規模が大きくて本格的な対策工事が必要なものです。こういうケースでは、本格的な復旧工事は「公共土木施設災害復旧事業費負担法」という法律に基づいて、国の補助を受けて行われます。
 この国庫補助を受けるには、県道の場合、県が本格復旧の設計と積算見積を国に提出し、国の査定を受けます。“査定”があるわけで、県の申請通りにすべて認められるわけではありません。しかし、逆に言えば、東京の霞が関を拠点としていて栄村のような豪雪地の環境に精通していない国の役人さんに対して、地元住民の訴え・意見などが県を通じて具体的に伝われば、国の役所(担当者)も地元の実状をふまえた“査定”を行う可能性が高まります。
 地元が県・北信建設事務所に充分に説明と要望を行うことが重要です。
 北信建設事務所は地元の意見にしっかり耳を傾ける姿勢です。

 

● あくまでも応急復旧。冬の積雪・雪崩対策などはこれからの課題
 話を当面の通行再開に戻します。
 19日に初雪があり、写真2に見られるように崩壊面に若干の積雪も見られます。しかし、まだ本格的な積雪ではありません。
 12月中旬以降の本格的な積雪期の雪崩に対する対策をどうするか。まだまだこれからの検討課題です。また、雪崩対策の応急措置は、上に記した本格復旧の設計・積算・それに対する国の査定によって左右される可能性もあると思います。
 地元の願いは、笹原〜長瀬間が冬期も(たとえ片側通行であっても)通行可となることです。県・北信建設事務所にしっかりと声を伝えて、迂回路ではなく、笹原〜長瀬間の通行可を実現するために頑張りましょう。
 あと数枚、22日撮影の写真を紹介します。

 

写真4-1

 

写真4-2

 

 土砂崩れで雪崩防止柵が少なくとも2基損壊しましたが、その左右を示したのが上の写真4の1と2。雪崩防止柵がずらっと並んで設置されているところなのです。

 

写真5
 土砂崩れが発生した部分と崩れなかった部分の境目の様子です。杉の木の根を見ると、斜面の土がどの程度流されたのかがわかります。


(了)


秋山林道地すべり箇所の地質調査

 7月臨時議会で成立した平成29年度一般会計補正予算(第2号)に「地すべり対策事業地質調査業務」887万8千円というのがありました。箇所は「林道秋山線」となっていました。6〜7月はミズノサワよりも奥には行っていなかったので、その箇所がよくわからなかったのですが、9月9日、奥志賀まで走った際に現場を確認、さらに20日、測量業務が行われている現場に遭遇しました。その報告です。

 

 

 20日午後、業者さんが測量されているところです。法面吹付が施された箇所が傷んでいるのが見えます。この日は写真に見える山腹にポールを立て、それを目印に測量されていました。
 今後、山腹の何ヶ所かでボーリング調査をされるそうです。「どうやって、ボーリング用の機器を運び、設置するのですか?」、「モノレールで上げます」。モノレールを設置する箇所の草木がすでに伐採されていました。
 上写真の左下に見える側壁、次の写真のように地すべり圧力で上の方が道路側に膨らんできています。測量業者さんの話では「水は出ていない」そうです。

 


 本年度は測量調査のみで、その結果を見て、対策工事案が検討されます。
この箇所、志賀高原、カヤの平方面から来ると素晴らしい風景が広がるところ。観光面から言って、とても重要な対策工事になります。

 

<お詫び>
 配達が遅れていて申し訳ありません。
 懸命にやっていきますので、よろしくお願いいたします。


6月30日〜7月1日の大雨災害の復旧工事

 31日夜、大音声で「短時間記録的大雨情報」が流された時はびっくりしました。該当した地域は伊那市の方だったようですが。
 九州北部の豪雨災害をはじめとして記録的な豪雨による被害が全国各地で相次いでいます。そんな中、もう1ヶ月前のことになりますが、わが栄村でも国庫負担の対象となる大雨災害がありました。7月1日に発生した道路災害(斜面崩れ)です。その現場を紹介します。
 災害は2ヶ所で発生しました。1つは村道鳥甲(とりこう)線です。極野(にての)から五宝木(ごほうぎ)にむかって進むと、北野集落へ流れる美座川(びざかわ)上流の渓谷の上部を走る箇所があります。地図に赤い印をつけた箇所です。

 


 調査等がすでに実施され、土砂崩れ箇所にブルーシートが張られている状況を7月21日に撮影してきました。次の2枚の写真です。

 

 

 

 もう1ヶ所は村道中条1線。森集落の牛ヶ窪地区(田と畑のみで住宅はなし)に上がる道路です。国道117からの上がり口に「全面通行止め」の看板が出ています。ここも斜面の土砂崩れ。
 7月1日の午後2時頃、地元住民のお一人が「変な音がする」と言って、近所の人に声をかけ、お二人で音のする方向を眺めていたところ、いっきに崩れてきたそうです。

 

中条線の災害箇所(写真奥に見える家は木村文二さん宅)


 鳥甲線の災害は、大雨が収まった後の役場の道路パトロールで発見されました。

 

7月臨時議会で災害復旧予算が成立
 7月1日の強雨はたしかに激しい雨でしたが、こんな災害が起きているとは、私は不覚にも想像していませんでした。
 私が知ったきっかけは7月11日に配布された7月臨時議会の一般会計補正予算書。「梅雨前線豪雨による災害復旧」として2,772万9千円が計上されました(国庫負担1,293万3千円、地方債750万円、村一般財源729万6千円)。
 産業建設課の説明によると、6月30日午後5時からの24時間の降雨量が118mmに達しました(原向に設置されている雨量計のデータ)。
 国に「公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法」というものがあり、その中で「24時間降水量80mm以上または1時間雨量20mm程度以上」で、道路等の公共土木施設に被害があった場合、国が復旧工事費用の一定割合を負担することになっています。今回の補正予算によれば、国が70%程度を負担することが予定されています。
 村が復旧工事の予算を決定し、調査・測量等を進める中で、災害から2ヶ月以内に国による査定が行われ、国庫負担額が正式に決定される運びとなります。

 栄村の大地震から約6年半。あんな大地震は二度と起こってほしくありません。しかし、自然災害が非常に増えている昨今、改めて災害への緊張感をもって、災害への備えを日頃から強めていかなければならないと思います。


秋山の地すべり災害現場と対策工事の状況

 

 上の写真、かなり衝撃的なものだと思います。
 中津川右岸が大きく崩れています。写真中央部分の地面(工事現場のすぐそば)などはまだ崩落が進みそうな状況です。これは地すべりが引き起こしている事態です。
 場所は、屋敷にある秋山分校から少し下流の地点です。
 写真に見える崖・山の上はじつは国道405号線です。屋敷に下る地点の少し手前の国道脇に赤色灯が設置されています(下写真)。地すべりを感知すると自動的に作動し、赤色灯が点灯・回転するようになっているようです。

 


 昨年度から国交省湯沢砂防事務所の発注で対策工事が行われています。内容は、地すべり発生山腹箇所の地中から水を抜き取るシステムの構築です。昨年度、一定の水抜き取りパイプが土中に入れられましたが、本年度はさらに大規模に水抜き取りを進めるようで、現在はその前提として、前頁に見える工事作業現場でかなり大きくて深い集水升が掘られています。

 


昨年度地中に入れられた水抜き取りパイプの出口

 

現在掘られている集水升

掘削中の集水升は現在の深さが約18m、さらに30m強まで掘り進められる

 

 本年度は、この集水升の設置、続いて、地すべり斜面への水抜き取りパイプの一層大規模な挿入が予定されています。工事の元請は竹花組ですが、下請として十日町市松之山の高橋組という会社が入っています。地すべり多発地域の業者で地すべり対策工事に精通しているようです。
 中津川右岸の崩落個所は、川の流れによって浸食・一層の崩落が予測されますから、護岸工事が必要だと思われますが、「まず、山腹中の水の抜き取り」ということで護岸工事は少なくとも本年度中は予定されていません。
 この地すべり地点の上を走る国道405号線は秋山郷の基幹道路。この地すべりは秋山郷の基幹道路の崩壊・消滅にもつながりかねない深刻な事態です。地元関係者からは「もっと抜本的で早急な対策工事が必要だ」という声も聞かれます。
 この地すべり問題、栄村議会で話題になったことがありません。議会等の場で森川村長の口から出たこともありません。対策工事の担当が国(湯沢砂防事務所)だということが背景にあるわけですが、村の基幹交通網、秋山郷住民の暮らしの根幹に関わる大問題。村政の重要課題として議論されていないことは大問題だと思います。

 

(この他に、極野〜五宝木間の道路、志久見川の護岸補強工事、北野〜天代間の新土合橋建設工事の本年度予定、国道117号線灰雨スノーシェッドに代わるトンネル建設のための地質調査の実施など、レポートすべきことが多いですが、紙面が足らないため、極野〜五宝木間については五宝木住民向け特別レポートを作成し、他の3件は次号で扱います。)


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