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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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わずか2日でこんなにも景色が変わるのか!

 

 今日6月6日午前10時すぎに野々海に行ってきました。
 目にしたのはこの景色。そして気温は15℃を越えている感じでした。
 2日前の4日(日)の野々海普請の時のまるで冬としか言いようがなかった寒さと景色は何処に行ったのか?
 昨日、今日と気温が上がったのは事実ですが、あまりの違いに戸惑いました。4日、一瞬、霧が晴れて対岸が見えた時の写真を対照用に示します。

 

 

 

堤の野々海大明神近くからの眺め。

 

斜樋の様子。下は4日。

 

 


深坂峠にて

 

 

 

 

深坂峠近くのミズバショウ群生地

 

 

 

 この場所の見頃について「6月10日頃か」と以前に書きましたが、ほぼ当たっているでしょう。
 緑の葉っぱも出てきて、見栄えがするようになってきたと思いますが、この場所で今春初めて開花を確認してからすでに半月以上が経過しています。融雪のテンポが遅いので、昨年や一昨年のように一斉開花の美しさは今年は見られないかもしれません。野々海峠に向かう林道脇の群生地の方が今年はきれいかもしれないなと思ったりしています。

 

 

 

 キャンプ場横の湿地・東窓。
 まだまだ雪に覆われている部分が多いですが、写真真ん中に木道の部分の雪の様子が微妙に異なり、道筋を確認できます。


 キャンプ場の炊事場から東窓に入って行く道はまだ雪に覆われていて、この道を何度も歩いたことがある人でなければ、道がよく分からないだろうと思います。
 その道の脇で次頁のような木の幹にのる雪を見ました。

 

 

 これはブナの木の幹に雪が降り積もったというのではなく、雪に埋もれていたブナの木が起き上がってきたものですね。別角度からの写真を見ると、そのことがよくわかります。

 

 

 

 以上、6月6日の野々海の様子の紹介でした。


5月26日の野々海

写真1

 

 24日か25日に野々海の管理人・月岡英男さんから「野々海はまだ雪が多い」とお聞きしたので、20日以降の変化を確認するため、26日朝、様子を見に行ってきました。
 時間がないので、ひたすら写真を貼り付け、必要に応じて簡単な説明をつけます。
 上の1枚(写真1)は、堤入口から入った直後に撮影した全体像。9:06.

 20日に比べて、池の上の雪の凸凹が多くなっているように思います。この凸凹の正体は次の写真(写真2)。

 

写真2

 

 野々海に着いたのは午前8時頃。三叉路の様子は写真3。21日と比べて、かなり雪が低くなっています。

 


写真3

 

 ただ、三叉路の湿地の中は雪がまだ多く、ミズバショウなどが顔を出すには少なくともあと1週間はかかるかなという感じです。

 


写真4

 

 キャンプ場〜深坂峠間の道開けはされていません。2枚提示します。

 


写真5

 

写真6
 深坂峠への道は自然融雪で少し道路が見えています(写真6)。


 深坂峠手前のミズバショウ群生地。この日もキャンプ場横の「東窓」の雪上(写真7)から沢を進んで様子を見てきました(写真8)。

 


写真7

 

写真8


 雪が消えてミズバショウが出ている範囲がやや広がったかなという感じですが、成長はあまり進んでいなくて、率直に言って、そんなにきれいな感じはしませんでした。(写真9)

 


写真9

 

 次に深坂峠の様子です(写真10)。

 

写真10

 

 天水山方向を見ると、山腹の雪は21日に比べて大きく減っていました(写真11)。

 


写真11

 

 深坂峠の法面には、「アカモノ」が群生し、かなりの数の花が見られるようになってきています(写真12)。

 

写真12

 

 キャンプ場から野々海峠につながる道も開いていません。
 キャンプ場から野々海峠への道を進んで最初の大きなカーブを曲がったところの右手にあるミズバショウの大きな群生地の様子も、雪上を進んで、見てきました。(道に慣れていない人が下手に進むと、沢を下ってしまい、すでに水が見えている野々海池の東窓近くの部分に行ってしまう危険が大です)

 

写真13

 

 この写真の樹木がないところ一帯にミズバショウが出ます。群生地の規模としては深坂峠手前のところよりも大きいと思います。ただし、この群生地で一斉に開花するというわけではなく、3つくらいのゾーンに分かれて開花するようです。ここのミズバショウは昨年見たところでは、やや小ぶりです。
 写真13では、ミズバショウは出ていないように見えますが、中に入ると、2ヶ所、窪地になっているところで、すでに顔を出していました。そのうちの1ケ所の様子を写真14で示します。

 

写真14

 

 次に、野々海池の「東窓」の近く、池の幅が狭まっている部分の様子です(写真15)。

 


写真15

 

 あと1週間すれば、ほぼすべて水になるのではないでしょうか。正面に見える「青空」については後ほど再び取り上げます。

 

 野々海池の様子に戻ります。

 

写真16

 

 水番小屋は入口をなんとか開けられる状態になりました。

 


写真17

 

 写真17は堤の様子を見るものですが、残雪は少し減りましたね。でも、まだ結構あります。この間の気温上昇の日数が限られていたこと(里では19〜23日)もありますが、雪がコチコチに硬いので、少々の気温上昇でも融雪に時間がかかるようです。堤への道の様子を示す次の写真18も参照していただきたいが、6月4日の普請、軽トラで水番小屋近くまで下りるのは難しいかもしれません。

 


写真18

 

 最後に、第2分水点(平滝・横倉と森・青倉とへの分水)、円筒分水器付近の様子を示します。

 

写真19

 

 第2分水点がほぼ全体の姿を見せています。雪消しの炭撒きの成果です。水路には雪融け水が流れていました(写真20)。

 


写真20

 

 普請の際、第2分水点から第1分水点にむかって山道を進みますが、その道の第2分水点付近の様子は次の写真21です。

 


写真21

 

 6月4日の普請では、ここから第1分水点に向かうこと自体は可能でしょうが、道に突き出た枝を伐るとか、草を刈るという通常の普請活動はできないのではと思います。


 円筒分水器は相変わらず雪の下のままです。次の写真22。

 

写真22

 

 ただし、円筒分水器から出た水を青倉方面の川に落とすU字溝は少し姿を見せました(写真23)。

 


写真23

 

 最後に、写真15で見えた「青空」について一言。
 野々海池でさらに「青空」の撮影を繰り返しました。

 


写真24

 

 「青空」の上は雲。境界線が直線的です。
 私はこの「青空」、じつは空ではなく、日本海が見えているのではないのかと思いました。
 晴れた日に野々海峠から真っ青な日本海が見えるのと同じ方角です。
 間もなく木の葉が繁れば、野々海池からこういう景色は望むことができなくなり、正体の解明は困難だろうと思いますが…。

 

(了)


野々海でミズバショウが出た!

 

 

 

 “野々海で最もきれいなミズバショウ群生地”、道が開いているかと思って、今朝20日午前8時前に行ってみた。道は残念ながら開いていなくて、沢の中を歩いて行ってみたら、出ている!!

 

 上の2枚目の写真が群生地の様子が見えた瞬間の撮影。
 他に2枚、示す。

 

 

 

 

深坂峠から大厳寺高原へ下る道の方向。右手は天水山。

 

 

野々海池

 

 

 

 野々海への道の通行止め解除は6月5日の予定。
 しかし、たくさんの県外車に出会った。
 野々海のことをよく知っていると思われる人もいれば、雪遊びが目的で、野々海池が池だとは知らない人も。安全確保の案内、自然保護パトロール(員)の必要性を痛感した。

 ミズバショウは5月9日に行った当初の予測通りに姿を見せたことになる。ただし、見頃は6月10日過ぎという見方が正しいと思う。


野々海のミズバショウの開花予測

 

 上の写真は野々海キャンプ場横から深坂峠に向かう道の5月17日午後2時半頃の様子。
 撮影地点の手前に下写真のブルが停まっていました。この後、道割りの作業が再開されるようです。
 この道の先に、野々海の最もきれいなミズバショウ群生地がありますね。

 


 私は5月9日、雪上を歩いて野々海に行った結果をふまえて、「配達日誌」の5月9日の項に、
    「ミズバショウの開花予想は、ずばり、早い箇所で5月20日すぎから

    ではないか。いちばん綺麗な群生地は5月25日頃から6月上旬が見ごろ

    になるのではないか。水のあるところは雪融けも早いので。」
と書きましたが、この予想は外れたようです。
 融雪は思っていたよりもゆっくり。ミズバショウの見頃は6月中下旬になるのではないかと思われます。
 野々海への道は開けられたものの、あまりに残雪が多く、いわゆる野々海三叉路の湿地や、野々海池、さらにキャンプ場横の大きな湿地(=東窓)など、下に水がある箇所でもまだまだ残雪が多いのです。本日先に公開した「道は開けられた。が、残雪はまだまだ多い」を前提として、この記事では、ミズバショウと縁が深い地点などの写真を紹介します。

 


まず、野々海三叉路の湿地の様子です。

 

 

 これは、野々海三叉路でいわば正面方向を撮ったものではなく、南方向を撮ったものです。
 この湿地でミズバショウが咲くのはこの写真の右部分の奥の方です。まだまだ雪があって、ミズバショウが近々に姿を見せる状況ではないですね。

 

 つぎは、近年、ミズバショウがめっきり減った東窓(キャンプ場の横手の大きな湿地)の様子です。

 

 

 この付近の残雪がどの程度の深さなのか。参考に、写真の左手に位置する野々海峠に通じる林道の様子を示します。

 


 手前の路面が見える部分は除雪車が除雪したものです。
 湿地の部分では残雪がもう少し少ない(薄い)だろうと思いますが。

 


 ここで、野々海池そのものの様子を見てみます。

 

 

 上の写真は余水吐付近の様子を写したものですが、水部分と雪部分の境界部分をクローズアップすると、

 

 

 水中の雪もけっこう厚いようですね。

 

 つぎに、比較的早く雪が融け、消える東窓に近い部分(池の幅が狭くなっているところ)の様子です。

 

 

 真ん中あたりの雪が薄くなっていることがわかります。

 


 ここで、対照資料として、里の雪が今冬よりも多かった14−15年冬の後の2015年5月28日撮影の写真を示しておきます。

 

 

 

 日付は「28日」ですので、今日よりも11日遅い日ですが、今年も月末近くでこれと同じくらいになるのかなと思います。

 

 その年に、近年では野々海の最もきれいなミズバショウ群生地で下の写真を撮ったのは6月15日のことでした。

 


 このことからすると、今年の見頃は6月10日すぎから20日すぎにかけての時期と予測できるのではないかと思います。


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