写真1
24日か25日に野々海の管理人・月岡英男さんから「野々海はまだ雪が多い」とお聞きしたので、20日以降の変化を確認するため、26日朝、様子を見に行ってきました。
時間がないので、ひたすら写真を貼り付け、必要に応じて簡単な説明をつけます。
上の1枚(写真1)は、堤入口から入った直後に撮影した全体像。9:06.
20日に比べて、池の上の雪の凸凹が多くなっているように思います。この凸凹の正体は次の写真(写真2)。
写真2
野々海に着いたのは午前8時頃。三叉路の様子は写真3。21日と比べて、かなり雪が低くなっています。
写真3
ただ、三叉路の湿地の中は雪がまだ多く、ミズバショウなどが顔を出すには少なくともあと1週間はかかるかなという感じです。
写真4
キャンプ場〜深坂峠間の道開けはされていません。2枚提示します。
写真5
写真6
深坂峠への道は自然融雪で少し道路が見えています(写真6)。
深坂峠手前のミズバショウ群生地。この日もキャンプ場横の「東窓」の雪上(写真7)から沢を進んで様子を見てきました(写真8)。
写真7
写真8
雪が消えてミズバショウが出ている範囲がやや広がったかなという感じですが、成長はあまり進んでいなくて、率直に言って、そんなにきれいな感じはしませんでした。(写真9)
写真9
次に深坂峠の様子です(写真10)。
写真10
天水山方向を見ると、山腹の雪は21日に比べて大きく減っていました(写真11)。
写真11
深坂峠の法面には、「アカモノ」が群生し、かなりの数の花が見られるようになってきています(写真12)。
写真12
キャンプ場から野々海峠につながる道も開いていません。
キャンプ場から野々海峠への道を進んで最初の大きなカーブを曲がったところの右手にあるミズバショウの大きな群生地の様子も、雪上を進んで、見てきました。(道に慣れていない人が下手に進むと、沢を下ってしまい、すでに水が見えている野々海池の東窓近くの部分に行ってしまう危険が大です)
写真13
この写真の樹木がないところ一帯にミズバショウが出ます。群生地の規模としては深坂峠手前のところよりも大きいと思います。ただし、この群生地で一斉に開花するというわけではなく、3つくらいのゾーンに分かれて開花するようです。ここのミズバショウは昨年見たところでは、やや小ぶりです。
写真13では、ミズバショウは出ていないように見えますが、中に入ると、2ヶ所、窪地になっているところで、すでに顔を出していました。そのうちの1ケ所の様子を写真14で示します。
写真14
次に、野々海池の「東窓」の近く、池の幅が狭まっている部分の様子です(写真15)。
写真15
あと1週間すれば、ほぼすべて水になるのではないでしょうか。正面に見える「青空」については後ほど再び取り上げます。
野々海池の様子に戻ります。
写真16
水番小屋は入口をなんとか開けられる状態になりました。
写真17
写真17は堤の様子を見るものですが、残雪は少し減りましたね。でも、まだ結構あります。この間の気温上昇の日数が限られていたこと(里では19〜23日)もありますが、雪がコチコチに硬いので、少々の気温上昇でも融雪に時間がかかるようです。堤への道の様子を示す次の写真18も参照していただきたいが、6月4日の普請、軽トラで水番小屋近くまで下りるのは難しいかもしれません。
写真18
最後に、第2分水点(平滝・横倉と森・青倉とへの分水)、円筒分水器付近の様子を示します。
写真19
第2分水点がほぼ全体の姿を見せています。雪消しの炭撒きの成果です。水路には雪融け水が流れていました(写真20)。
写真20
普請の際、第2分水点から第1分水点にむかって山道を進みますが、その道の第2分水点付近の様子は次の写真21です。
写真21
6月4日の普請では、ここから第1分水点に向かうこと自体は可能でしょうが、道に突き出た枝を伐るとか、草を刈るという通常の普請活動はできないのではと思います。
円筒分水器は相変わらず雪の下のままです。次の写真22。
写真22
ただし、円筒分水器から出た水を青倉方面の川に落とすU字溝は少し姿を見せました(写真23)。
写真23
最後に、写真15で見えた「青空」について一言。
野々海池でさらに「青空」の撮影を繰り返しました。
写真24
「青空」の上は雲。境界線が直線的です。
私はこの「青空」、じつは空ではなく、日本海が見えているのではないのかと思いました。
晴れた日に野々海峠から真っ青な日本海が見えるのと同じ方角です。
間もなく木の葉が繁れば、野々海池からこういう景色は望むことができなくなり、正体の解明は困難だろうと思いますが…。
(了)