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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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ドローンを栄村で積極的に活用しましょう

 みなさん、“ドローン”という名前を耳にされたことはありますよね。また、「実物は見たことはないが、テレビでドローンが飛ぶ様子を見たことはある」という方も多いことと思います。
 そのドローンを栄村でいろんな用途に積極的に活用しようという提案をします。

 


 これはさかえ倶楽部スキー場をドローンで撮影したものです(9月撮影)。村で暮らす人はスキー場を目にする機会が多いと思いますが、こういう角度で見ることはないですね。ドローンだとこういう画像が自由に撮れます。スキーシーズンにも撮影してみたいと考えていますが、さかえ倶楽部スキー場の魅力がアップすると思いますね。

 

● 災害対策、有害獣対策、観光、農業、子どもの競技・・・、色んな用途があります
 本号の3〜4頁でも取り上げている県道笹原〜長瀬間の土砂崩れ災害。こういう災害が発生した場合、ドローンを飛ばせると、災害発生からあまり時をおかずに災害の全体像、土砂崩れが最初に生じた地点の様子などを上空から撮影することができます。すると、災害対策の検討も素早くできるようになります。
 少し初期投資経費が高くなりますが、ドローンに赤外線センサーを搭載して飛ばすと、クマ、イノシシ、シカなどの有害獣が山の中にいる地点を捉えることができます。そうすると、有害獣が里に出てくることを防止したり、駆除したりする対策が大きく進みます。農業では、薬剤散布、田畑の観察・管理などに活用できます。
 観光への活用も無限の可能性を持っています。観光客がゴーグルを着用し、自分がドローンの目となって、空から栄村の素晴らしい景観を縦横無尽に楽しむことができるのです。
 さらに、ドローンは子どもたちの健全な遊び、スポーツ競技にも活かせます。ドローンを操縦することは目と指と頭を使い、その能力を発達させます。先日、栄村の小学校5年生が初めてドローンの操縦に挑戦する様子を見ましたが、子どもは上達が早いですね。

 

● 素晴らしい支援者がおられます。民間と村が一体となって、栄村での取り組みを進めましょう
 ドローンの機種を2つ、紹介します。

 


 これは重量200g以下のドローンで、ドローンの操縦技能を習得する練習用の機材として最適のもの。価格は1万円台です。11月11日にグリーンピア津南で栄村の人が室内練習している際に撮影しました。

 

 

 こちらは「Inspire(インスパイア)」という機種で価格42万円。カメラが付いているのが確認できますが、飛行時にカメラが360度回転します。観光に威力を発揮すること間違いなしです。
 この他、価格26万円程度の機種もあり、災害時の初期調査などは、その機種でできるのではないかと思います。

 

 じつは栄村の隣り、津南町にはすでに「津南ドローン協議会」という団体があります。これを支援されているのが東京の大田ドローン協議会で、松田美房さんという方が月1回のペースで訪れ、さまざまな指導・支援をして下さっています。その大田ドローン協議会、松田さんがボランティアでの栄村への応援の意思表示をして下さっています。
私はすでに村(役場)にも種々の提案をさせていただき、協働で話を進めつつあります。多くの村民の方々のご賛同・参加をいただき、ドローン活用を進めていきたいと思います。


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