特別な場所で紅葉を楽しむ
- 紅葉情報
- 2017.10.10 Tuesday
霧が発生していて、紅葉が鮮明には見えませんが、こういう景色もなかなかいいものです。
日出山線から鳥甲牧場への道に入ってしばらく進み、右手の高倉山の尾根を午後0時55分に撮ったものです。
今日の栄村は雨こそ降らないものの、一日中、曇天。気温は昼頃で20℃台。今日も季節外れの高温でした。しかし、日出山線を進み、上日出山集落(現在は居住者なし)を過ぎたあたりから、長袖シャツ1枚では少し肌寒さを感じ、用意していた上着を重ねました。今日の目的は五宝木集落の5世帯への「復興への歩み」の配達と、極野と五宝木を結ぶ村道鳥甲線の法面工事(震災の復旧です!)現場を見ること。
鳥甲牧場、五宝木、鳥甲線はやはり別世界、格別の場所でした。しばしば、「秘境秋山郷」と言われますが、いまの秋山郷にそんなに秘境感はないように私は思います。鳥甲牧場〜五宝木〜鳥甲線こそ“秘境”だと言えるのではないかと思います。
今日撮影したものから30枚をピックアップし、ほぼ撮影順に紹介します。
鳥甲牧場から村道鳥甲線に下る途中で、午後1時3分撮影。
法面工事の現場。午後1時29分撮影。下は同じ現場の9月26日の様子。
法面枠の工事をしている職人さんたちと鮮やかな紅葉。
釜川の峡谷。午後1時38分。紅葉のピークはあと1週間後くらいでしょうか。
やはり釜川の峡谷右岸の山頂を眺めたもの。午後1時41分。
これは鳥甲線を五宝木にむかって走る時、あるカーヴを曲がったところで、真正面に見える。春には下方に見える岩のところが雪融け水の滝になります。午後1時44分。
この地点で長岡ナンバーの女性と出会った。「この先は通行止めですか?」と尋ねられ、「はい」とお答えした。鳥甲線の良さを知る人なのだろうと思う。
鳥甲線と釜川の間にブナ林が広がる地点で、林を撮りました。午後1時46分。
7月にヒメボタルがとぶ林です。午後1時49分。
飯盛橋にて、2枚。午後1時52分。
五才橋手前で鳥甲線の極野方向を振り返ったもの。午後1時57分。
五宝木川橋上からの眺め。午後2時。
五宝木集落、山田政治さん宅の畑からの眺め。手前は野沢菜。その向こうに大根。午後2時2分。
政治さん宅でしばしお茶のみ。「今年の大根はうまい! たくさん持って行け」と言っていただき、8本ほど軽トラの荷台に積んで持ち帰りました。これを頂くのは明日以降の予定。
鳥甲線から鳥甲牧場に上る山道にて。午後2時45分と47分の撮影。
ここからは鳥甲牧場にて。午後2時50分〜56分の間の撮影。
今日のアルバムの1枚目の高倉山の尾根が写真右奥に見えます。
作業中の軽トラが見えたので、その現場に向かいました。
大根の収穫作業をされているのは五宝木集落の福原利雄さん。
栽培・収穫されている大根は普通のものより短くて、やや太めのもの。
「ミニサラダ大根」という品種で、「小太り」とも呼ぶそうです。
「持って行くか?」と言っていただき、「すぐにサラダで食べたいなあ」と思い、1本いただいた。その料理は後ほど。
高倉山です。
遠くに見えるのは苗場山。
このアルバムの1枚目とほぼ同じ地点で撮影しました。午後3時4分。霧がかなり晴れています。
高倉山の尾根が見えるのは鳥甲牧場から日出山線に下る時の左手ですが、右手を見ると雲海。
鳥甲牧場〜日出山線間の坂道は紅葉の盛りになってきています。午後3時7分。
帰路は日出山線を日出山には下らず、津南町の結東方向へ。妙法育成牧場沿いのブナがトンネル状になっているところです。午後3時15分。
さて、最後に、福原利雄さんからいただいたミニサラダ大根の料理2点を最後の頁で紹介します。
サラダはサラダとすぐにわかりますが、もう一品は桂剥きした大根で、神楽南蛮とミョウガの味噌を巻いたものと、大根葉を巻いたもの、そして大根おろしです。
料理は私がいつも通っている津南町の「味郷」さんにお願いしました。
素敵な一日でした。
(了)