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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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栄村復興への歩みNo.394(10月8日付)

 

豊かな自然を活かす工夫を

 

 原稿は7日夕に書いていますが、ここ数日、急速に秋が深まってきています。もう間もなく紅葉本番です。
 台風14号の影響もあって秋晴れはしばらく望めないようですが、7日朝、野々海に行ってきました。写真はその時に撮ったものです。村の人でも、野々海のどこで撮ったものか、見当がつきにくいかな、と思います。林道野々海温井線のキャンプ場〜野々海峠間で車を停め、林を下って、野々海池畔から撮りました。林道から林に入る時は「蛮勇」が要りますが、いざ林に入ってみると、歩きやすいところです。林の中の様子は次頁でご覧ください。また、堤の側から見たとき、どのあたりになるのかも次頁の写真をご覧ください。
 私は野々海が大好きで頻繁に訪れますが、最近、気づいたことがあります。意外と散策できる場所がないのです。少し歩けるところというと、東窓(キャンプ場横の湿地)の木道、野々海水路第一隧道の出口につながる道くらいではないでしょうか。ただ、後者は一人で歩くにはクマのことがちょっと気になりますね。
 いずれにしても、野々海池が直接見える場所ではありません。

 

 

林道野々海温井線から下りた林の様子。この写真は林道に戻る時に撮ったものです。

 

 

野々海池の堤の端から撮りました。巻頭の写真の撮影地点は、写真右手の池の縁に黄緑色の草地が見える辺りです。

 

● 池の周りに遊歩道が欲しいですね
 一昨年秋、工事の関係で水が抜かれ、池の半分くらいが湖底を見せた時に、池の周りを4分の3くらい、グルっと歩きました。当時、本紙にその様子をレポートしました。
 じつは、それよりもさらに数年前、信越トレイルクラブが野々海池の周りに遊歩道を整備しようとしているという話を聞いたことがあります。残念ながら、実現には至っていません。
 遊歩道を整備しようとする場合、いちばん厄介なのは森林管理署(林野庁)との交渉ではないかと思われます。しかし、現在の森林・林業基本法はかつてのように林業一本やりのものではなく、森林の教育的活用なども謳っていますので、不可能なことではないと思います。現に信越トレイルのコース作りを林野庁が後押ししたのですから。
 栄村がそういう構想をもち、積極的に働きかけることがポイントだと思います。

 

● 「とっちゃの小径」、「のよさの小径」、天池の周回散策路 ―― とても素晴らしいです
 私がよく紹介する“とっちゃ”。そこには小径があります。じつは和山に通じる旧道です。そして、「のよさの里」にはオートキャンプ場に通じる小径があります。紅葉期など、たまらなく素敵な散策路です。一昨年の紅葉期に歩いた時の写真を1枚、紹介します。

 

 

 写真に見える辺りは、崖の下を栃川が流れ、水音が聞こえてきます。

 そして、天池の周回散策路。とくに鳥甲山を正面に望むあたりは最高です。
 「のよさの里」が現在、休館でとても残念ですが、上ノ原のこの一帯は本当に素晴らしい散策コースです。これに倣って、野々海にも素敵な散策コースを実現したいなあと思います。“豊かな自然環境”は、それを守り、壊さないように注意を払いつつ、それを活かす工夫があってこそ、人びとの自然への求めに応じていくことができます。
 そういう観光施策への踏み込みが村に求められています。
(「とっちゃの小径」、「天池の周回散策路」の最近の様子は次の記事にて紹介)


とっちゃ、天池の散策



 「とっちゃの小径」。和山方向に向かう。右手に庚申塔。

 

 

 「とっちゃの小径」の出発点から眺める鳥甲山。10月2日午前8時頃撮影。
 FB(フェイスブック)への投稿で好評を得た1枚です。秋特有の空の高さ、樹々の色づきのはじまり、そして白(くら)の山肌の白さ、赤瑤寮屬辰櫃機この季節にしか見られない鳥甲の様子です。
 「とっちゃの小径」を進むと、鳥甲山の見え方が変化するのもいいですね。鳥甲山は鳥甲山山頂がいちばん奥に座し、両翼が前にせり出す椀状の形になっているからです。

 

 

 

 天池周回散策路の出発点。

 

 

 赤瑤歩く方向に大きく見えてきます。

 

 

 周回コースが終わりに近づき、天池の横に出ると、水面に黄葉の写し絵が・・・。

 

撮影はいずれも10月2日

 


北野川上流の台風19号災害復旧工事を見る

 台風19号災害から早や1年です。県内各所で、また村内各所でまだまだ災害復旧工事が続いています。千曲川では村から飯山市までの間だけでも、いくつもの箇所で護岸復旧を中心として大規模な復旧工事が進められています。
 台風19号災害の1つの特徴は、栄村と野沢温泉村・木島平村の境となる大次郎山・毛無山に大量の雨が降り、北野川・天代川が大洪水となって氾濫し、流域各所で大きな被害を引き起こしたことです。
 本紙では、北野川上流(中部電力の貯水施設がある地点の少し下流の地点)での道路崩壊とその復旧工事の様子をお知らせしてきましたが、今回、最新状況を含めてその状況をまとめてレポートしたいと思います。


〈5月29日撮影〉

 


(上)崩壊地点手前の橋から上流方向を見る。大きい石が一杯。崖崩れも見える。(下)崩壊地点。これ以上進めず。


〈6月21日撮影〉

 

5月29日に行った時、「これ以上進めず」と記した地点から河道に工事用仮設道路が造られ始めていました。

 

 

工事用仮設道路は随分と奥まで続いています。

 


この箇所を見て、ここが復旧箇所だと思いましたが、3回目の8月30日、復旧工事のポイントは奥の方であることがわかりました。


〈8月30日撮影〉

 

工事用仮設道路は、何度も工事車両が往復しているのでしょう。すっかり踏み固められています。

 

 

奥の方で道路の擁壁の造り直し始まっていました。川の湾曲部で、強い水流があたる箇所ですね。


〈10月4日撮影〉

 

擁壁の工事が随分と進んでいます。

 


上写真、「北野川新設発電所調査工事のうち詳細設計と他業務(地表踏査)」とあります。そういう計画があることは7月に耳にしましたが、もう調査を始めているのですね。北野川流域住民の暮らし、防災計画、北野川の豊かな自然環境の活用などの観点から、村(民)側の議論を早急に進める必要があると思います。
 


野々海三叉路

 

 

 野々海のスポットとして、しばしば紹介する三叉路の小さな池(地塘)です。
いつもの写真とちょっと異なります。水面の高さから撮影しています。笹などが繁るところを笹や小枝につかまりながら下りました。かなり急な斜面です。
 飯水地域の小中学校の先生たちが昭和53年度から4年間にわたって実施された野々海一帯の自然調査をまとめた『野々海・貝立の自然』という本があります(飯水教育会、1982年刊)。かなり専門的で読み進めるのが大変ですが、貴重な文献です。
その本では、この小さな池、「古池」(ふるいけ)と呼ばれています。


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栄村復興への歩みNo.394
2020年10月8日発行 編集・発行人 松尾真 定期購読料:年間2,400円
連絡先:電話080−2029−0236、 mail;aokura@sakaemura.net ゆうちょ銀行 11100−01361481 栄村復興への歩み協賛寄金 ながの農協栄出張所 普通0009390 栄村復興への歩み発行協賛金松尾眞
 


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