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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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被害の新たな拡大に注意を

 竜巻が発生した茨城県等の被害状況、テレビの映像で見ましたが、驚くばかりの凄まじさです。被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げます。
 4月下旬、飯山で地滑りの発生がありましたが、山ではいまでも雪融けが進んでいますので、地盤に関する被害の発生に警戒する必要が続いていると思います。
 
● 箕作の被害

 栄村でも、4月下旬、昨年の地震で亀裂が入っていた箇所が大きく崩れるという事態が箕作で発生しています。ブルーシートが張られた後の写真しか撮れていませんが、被害箇所の様子は右の写真のとおりです。
 目撃した人の話を間接的に聞いたところでは、ほんのわずかな亀裂であったものが、あれよあれよと言う間に50cm、1mと拡大していったそうです。


●  森の千曲川沿いの田んぼの被害
 また、森集落の千曲川沿いの低地(農協の「鉋屑置場」施設や「田舎工房」の加工施設などがあるところ)の田んぼで、千曲川にむかって地盤が滑り、農地の被害が拡大しています。
 関係者からお話を聞いて、4月29日に現場を見てきました。
 写真を次頁に掲載しますが、この箇所は3・12地震直後から田んぼに大きな亀裂、段差が生じるとともに、千曲川にむかって地盤が滑っていることがあきらかだったところです。冬を越えて、4月に入って見てみると、さらに千曲川にむかって滑り、被害が拡大していることが確認されたとのことです。

左側の田と右側の田の間に大きな段差      
  

上写真の田と千曲川の位置関係
左側が千曲川。地面が斜めになっていて、滑りを確認できる


水路U字溝のズレから川にむかっての滑りが確認できる
    

田んぼの大きな亀裂とずれ
              



 こちらの写真は被害箇所の下の千曲川を撮影したものですが、いたるところで崖面も崩れが確認できます。
 この被害箇所の関係者は、昨年6月に開催された中条川の土石流に関する県の説明会の席上で、この箇所の地滑りへの対策を要望しました。私もその説明会に参加していましたので、そのやりとりは記憶しています。
 しかし、当日、説明会を主催した県の林務関係者(中条川の土石流対策は林務担当)の回答は、「そこは林務の担当ではないので答えられない。河川課の担当です」というものでした。
 行政の縦割りにはうんざりしますが、それはひとまず措(お)くとして、これまでの状況を見ると、河川課の対応は今日まで何もないのです。
 千曲川の川岸の被害への対応を見ると、平滝地区、森の広瀬建設事務所下については対策工事が被災直後から実施されましたが(百合居橋付近は今春)、今回取り上げた箇所などではまったく対応が見られません。なにかちぐはぐな感じを否めません。
 県関係部署、そして村役場は、森のこの被害箇所を含め、千曲川沿いの崖面の被害対策について全面的な被害状況把握の現状、そして対策方針について明確に説明していただきたいと思います。


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