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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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滝見線で復旧工事が始まっています


 「村道滝見線」と言っても、村民の方ですら、志久見と小滝の人たちを除けば、知らない・行ったことがないという人の方が多いかと思います。
 志久見集落と小滝集落を結ぶ道路で、元々は林道としてつくられたものです。
 被害はひどく、私は滝見線の復旧工事はかなり遅くなるのではと思っていたのですが、6月末に「もう工事が始まった」と聞き、5日朝、現場に出かけてみました。村内のどの工事現場でも作業員の人たちの出勤は早いですが、8時過ぎに現場に着いたところ、もう工事が始まっていました。「何時ころに来られるのですか?」と尋ねたところ、「ついさっき、着いたばかり」とのことでした。
 では、写真の紹介です。
 まず、小滝から奈免沢川にむかって走り、その間の距離の5分の4ほどを進むと、大きな段差が生じていました。それが現在は、ひとまず工事車両が通行できるように砂利が入れられ、段差がなくなっています。

昨年5月3日撮影             
   

今年7月5日撮影

 この段差のあったところから、歩いて数分進むと、古道の志久見街道に入って行けるところがありますが、そこまでの間は被災後、ほとんど路肩が落ちている状況でした。いま、その路肩を全面的に復旧する工事が進められています。



 また、志久見街道に入る場所のすぐそばの道路は縦上に亀裂が何本も入り、無残な姿でしたが、現在は裂けてしまったアスファルトが除去され、砂利が入れられて工事車両が通れるようになっています。





 滝見線で最もひどい被害は、上の写真の地点のすぐ先、奈免沢川を渡る橋の手前で、山崩れが発生し、道路が跡形もなくなったというものです。
 まず2枚の写真をご覧ください。

 上の写真は昨年10月27日に撮影したもの。小滝側からではなく、奈免沢(−志久見)の方から進んできて撮影したものです。
 写真の真ん中あたりに上の写真のところにつながる道路がわずかに見えますが、左手の山が崩れ、土砂が滝見線の道路を越えて奈免沢川まで達しています。

 山崩れの様子はこちらの写真です。


 

この地点、今年5月4日、古道歩きで行った時には、上のような様子でした。


 この山崩れの土砂が7月5日時点ですでにすべて取り除かれ、工事用車両が通過できる状態になっていました。上の写真です。

 このように道路の復旧工事が進むことは力強く、嬉しいことですが、このように震災の爪痕が姿を消していくことに、「一抹の寂しさ」と言うのも変でしょうが、複雑な思いが去来するのも事実です。
 「古道に入るところ」という表現を何度か使いましたが、古道への入り口を見ると、大きなクラック、段差がはっきり残っています。古道は、中世期以来の栄村の暮らしを伝えるとともに、3・12栄村地震を後世に伝える場にもなるのかな、などと思ったりしています。


滝見線から古道・志久見街道に入って行くところに残る大きなクラック(亀裂)と段差


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