プロフィール

profile
栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

カテゴリー

categories

サイト内検索

Search

カレンダー

calender
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>

最近の記事

selected entries

最近のトラックバック

recent trackback

月別アーカイブ

archives

栄村関連リンク

links

携帯用QRコード

mobile
qrcode

ブックマーク & RSS

Bookmark&RSS

中条川上流の森開田水路かけ口の様子  ――森農家組合が見学会を開催

 5日午後、森農家組合が、中条川上流の森開田水路のかけ口の復旧の工事の状況を見学する会を開催され、猛暑の中、森集落の人たち約30名近くが参加されました。
 水路維持の役を担当されている人はこれまでも現場を見ておられますが、震災後、一度も見たことがない人もたくさんおられることから、農家組合が企画されたものです。
 午後1時半に森のお宮に集合。農家組合長・広瀬重信さんから、工事概況などを説明いていただいたうえで、軽トラなどに分乗して山を上りました。現場では、工事担当の業者の方もご協力くださり、工事の進め方などについて説明して下さいました。


 「2号崩壊地」と呼ばれているところで、写真左手に「大滝」が見えます。
 ここでは、この写真に見える崩壊土の溜まったところを平らにする山腹工や、流路の床固工などが行われています。
 この地点まで入るのは私も、今回が震災後初めて。何度も見てきた「1号崩壊地」からは見えない、山の奥にたくさんの車、重機、作業員が入り、日曜日の5日も休みなく工事されているのを見て驚きました。
 あたりの地形は地震前とはすっかり変わり、森集落の人でも、なかなか地震前の地形との比較が難しい様子でした。
 

 大きな湛水池ができた「1号崩壊地」付近の様子もすっかり変わっています。上写真のように、水を堰き止めていた土砂の多くが取り除かれています。


 また、崩壊斜面直下には、新しい仮設道路がつくられ、斜面からの落石に対する安全の確保が図られていました。
 灰色っぽく見えるのが新しい道。その右手上に見えるのが昨年つくられた工事用仮設道路で、落石が当たる危険が大きい。森の開田につながる水路の仮設パイプはその下に埋め込まれています。

 下は崩壊斜面右手部分の吹付け工の様子です。

 
 厚さ5cmのコンクリートを吹付けているそうですが、その中にはファイバー(繊維成分)が入っていて、相当の強度があるそうです。


 森の人たちが感激したことがありました。震災−土石流で取り込みができなくなった森の水道の元々の水源の水を口にすることができたことです。小川の流れからペットボトルに汲み取ってもらい(上写真)、私も飲ませてもらいましたが、冷たく、とても美味しかったです。


 森農家組合のみなさんは、見学会の後、開田記念碑に立ち寄り、記念碑の横に祀られている八幡様にお参りし、献杯されました。
(さらにその後、お宮に戻って、みなさんで「一杯飲み」をされましたが、私は次の予定が入っていたため、山を下りたところで失礼しました。森のみなさん、同行をお許しいただき、有難うございました。)
 最後に、開田記念碑の横にある開田の沿革を記した碑に刻みこまれている詩をご覧ください。



この記事のトラックバックURL
トラックバック