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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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震災復興住宅整備見学会開催(25日)

 25日午前、復興村営住宅で使われる栄村産木材の製造過程、現在、建築中の現場を見てもらうことで、今後の県産材の利用促進を図るという趣旨で開催されました。
 以下、見学会に参加した山内拓也さんの報告を紹介します。
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 白鳥の製材工場では、鉋を機械でかける作業の実演を見学しました。今まで栄村の製材所になかった鉋をかける機械を導入した施設が7月末に完成し、2人の雇用を増やすことで、村で一貫して製材することができるようになりました。山から切り出してきた木を加工して乾燥機で乾燥させ、木材を鉋をかける機械に2回通して完成します。その鉋をかける1回目の作業の実演を見学しました。鉋をかけている杉材は柱に使われる材木で雪国にも対応した12寸角の認証材だそうです。
 1日に300本くらい生産できると説明されていました(森林組合の説明)。床や壁など使われる合板は、長野県に工場が無いため、栄村の杉と唐松を石川県の合板工場で加工してもらうそうです。


鉋をかける機械に木材を入れるところ

 森林組合の久保田道一さんは「取り寄せようと思えば南信だったり、外国さんの木材がの方が安かったりするけれど、地域で育った木を切り出して地元で使うことが大切だと思う」と話しておられました。
 続いて、建築中の現場では実際にどのように木が使われているのか、柱、梁、床などの構造躯体ごとの木の説明などを聞きながら住宅内の1階から見学しました。ほとんどが栄村産の木で、市場では売りにくいけれど、栄村の木らしい節が大きい木も使われているという説明もありました。


機械で鉋がかけられて出てくるところ

 今回、製材所と建築現場を見学し、木の切り出しから製材され住宅に使われるまでの過程を一通り知ることで、より栄村の木、復興村営住宅に愛着が持てるようになったと感じます。
 参加者の中からは、「県産材が広がれば、木の伐り出し、製材などで雇用が生まれる可能性があるけれど、冬は雪で作業が出来ないし、今回の復興村営住宅のための製材だけではなく、長続きするような経営が必要だ」という意見も聞かれました。


建設中の復興村営住宅(横倉駅近く)

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 山内さんのレポートは以上ですが、復興村営住宅の建設が、このように栄村森林組合の新しい取り組みと結びつき、村の森林資源の活用と結びついていることは非常に大事なことだと思います。


たくさんの村内産のスギ材を使用

 山内さんのレポートの最後に紹介されていた村民のご意見をめぐっては、伐採、製材と同時に、森林資源のエネルギー源としての活用等の取り組みが重要だと思います。いわば現業部門担当の森林組合と連携しつつ、そして農地整備の問題とも結びつけつつ、栄村の森林整備計画を復興事業の一環として村が責任をもって形成していくことが求められていると思います。そして、そこでは、森林県としての長野県との緊密な連携が重要だと考えます。

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