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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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中条川の復旧治山工事の現状

  今次震災で山崩れ‐土石流が発生した中条川では各種の復旧治山事業の工事が行われていますが、「トマトの国」付近の最近の工事の様子を17日午前、撮影してきました。


復旧治山事業の全容を記した図面(県作成) ※クリックで拡大します。

 上の図面に記されているのは林務関係のもののみで、この他に国交省関係の砂防事業が上図「H23No.1谷止工」と記されている地点のすぐ下流の箇所で行われています。
 まず、上図で「H23補正No.1〜No.8床固工(とこがためこう)」と記されている部分の様子をご覧ください。


 写真中央から左下にむけて計4ヶ所、工事が進んでいるのが確認できます。
 「床固工(とこがためこう)」とは、解説書などを見ますと、「川底が下がることがないようにし、勾配をゆるやかにして、水の勢いを抑え、また、水の流れる位置を固定して、水が安全に流れるようにする」ものだと説明されています。

 つぎに、上の写真のすぐ下流のところで実施されている「H23No.1谷止工」の様子です。

 谷止工の工事が行われている場所は栄村森林組合事務所(元そば工場)のすぐ裏手です。上写真のすぐ上流で先に紹介した床固工が行われています。なお、この写真に見える斜面崩れは土石流を引き起こした山崩れ箇所(東入沢川上流)ではなく、西入沢川沿いの斜面崩壊です。
 「谷止工(たにどめこう)」とは、解説書などを見ると、「渓流に溜まっている土砂の移動を抑制する」もので、「小さなダム」と説明されています。

 森林組合事務所裏でこの谷止工箇所の下流方向を見ると、さらに別の工事が行われています(下写真)。


 その工事の様子を、白山神社手前のカーブ地点(下写真の地点)横から撮影しました。

白山神社手前のカーブ地点



 上写真が白山神社手前カーブ横の中条川で実施されている工事の様子です。どういう意味を持つ工事なのか、私自身まだよくわかっていません。ただ、川右岸の上がスキー場にあたりますが、この地点はその山の上から水が落ちてくる地点です。
 
 今回はこれら「トマトの国」近辺での工事の様子のみの撮影ですが、上流の山崩れ箇所、とくに「第2崩壊地点」と呼ばれる箇所(森開田への水路かけ口付近)での工事は本レポートNo.164(8月6日付)で報告したとおり、大変な難工事です。工事を担当されている北野建設の方たちは村に泊まり込み、毎日朝6時半過ぎには現場に出かけ、宿に戻るのは夜8〜9時という懸命な復旧工事活動を行なわれています。しかも休日返上で工事にあたられていることも多いようです。
 
 これらの工事によって、震災で生じた湛水池の崩壊による土石流の心配は基本的になくなっていますが、中条川での治山工事は来年度も続く長期戦です。

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