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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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「柱千本の家」って、ご存知ですか

 いま、青倉集落に、これまで見たことがないつくりの家が建てられつつあります。
 下の写真の家です。


 基礎の部分には一見したところ変わったところはありません。しかし、基礎の周りに足場が組まれ、大柱や屋根がないのに壁が作られつつあります。普通は大柱など家の骨格となる柱がたてられ、その上に屋根がつくられたうえで、壁がつくられますが、そういう普通の手順とは違うのです。もう1枚、写真をご覧ください。


 これは勝手口にあたる部分だそうです。
 この家、じつは柱をどんどんたてていき、それによって家をつくるという工法なのです。
 現場におられた請け負い会社(岐阜県恵那市)の社長(棟梁)に、「何という工法なのですか」とお尋ねしたところ、「とくに名称はないが、『柱千本の家』とでも言えばよいのでは」との返答で、「家は命の入れ物 柱千本の家」と書かれた名刺を下さいました。
 柱として使われている材は下の写真のとおり、厚く太いものです。


 この工法による建物は強度が非常に高いそうです。社長曰(いわ)く、「どんな地震にもびくともしません」。
 さらに、この「柱千本の家」の特徴として、「柱の木が室内の温度を適度に保つ機能をもっている。外の冷気が室内に入るのを食い止め、室内の暖かい気温を逃さない。逆に、外気が暑いときは、熱が室内に浸透するのを防ぎ、室内を適温に保つ。夏、室内が最高気温になるのは夕方の6時頃で、午後2時頃に外気が最高気温になる頃に室内も暑くなることはない」と話されていました。
 にわかには信じがたい話ですが、すでに実証実験のデータも十分にあり、研究者が調査結果を分析した論文もあるそうです。
 どんな家ができあがるのか、そして住み心地はどうなのか、非常に興味・関心があるところです。

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