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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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栄村復興への歩みNo.180 (通算第214号) 11月30日

* 復興村営住宅を訪ねてみました

 待望の復興村営住宅への入居が26日から始まりました。
 28日午後、「お茶飲んでいきな」と声をかけて下さった知り合いのかあちゃんの住宅にお邪魔させていただき、写真撮影もさせていただきました。
 「仮設と違って、やっぱりいいよ。とくに外の景色が見えるのがいいな」。
 私も仮設住宅で暮らしていますから、わかりますが、仮設はたしかに雨露はしのげるものの、「わが家でゆったりする」という感覚はもてません。村営住宅はやっぱり「お家(うち)」という感じがします。
 私が訪ねていったらすぐに、かあちゃんが電話をかけて、近所の知り合いを呼び、3人でお茶のみ。「集落だなあ」という実感が湧き出てきます。                 


居間から外の景色がしっかり見えます

 お訪ねしたのは青倉集落ですが、個人再建の家も次々と完成してきて、ほぼ集落の人たちが青倉に戻ってきました。「夜、あちこちに電灯が点いて、集落のにぎわいが戻ってきた」という話も出ました。
 また、「“せぎ”(屋号)の肇さんが子供を4人も連れて集落に戻ってきてくれたから、子どもが増えたなあ」という嬉しい話も出てきました。
 確実に集落復興への第一歩が踏み出されたといえます。

* 復興をめぐる話題も話になりました
 「たしかに復旧は終わって、これからは復興だね。」
 「でも、私ら、復興といっても、何をしていいんだか、よくわからない。」
 「たとえば、おんなしょが集って、おけやどん(屋号)のかあちゃんに豆腐づくりを教えてもらう。そんな集まりをやっていけばいいんじゃないかな。」
 「それはいいね。このあいだは“あんぼ”をつくったようだし、…」
 復興村営住宅での、集落でのお茶のみから、復興への動きが始まっていくのではないかな、と強く感じました。
 
* 復興村営住宅の中の様子
 写真を撮らせていただきましたので、住宅の様子を紹介します。

 
(左)建物中央の通路、両側にそれぞれの世帯の玄関がある
(右)玄関から12畳のキッチン・リビングへ


 
(左)12畳のリビングはフローリングで、また広すぎて寒いので、カーテンで仕切りをつけ、畳状の上敷きをしいている
(右)洗面所と風呂場、お風呂は仮設と違い、広々としています


 
1階6畳和室からの眺め         2階には6畳の洋間が2つ

 一人暮らしや高齢者夫婦2人であれば、1階だけで十分ですが、2階に2部屋あるので、お子さんやお孫さんが里帰りしやすいですね。

* 注文点も
 以上のような様子ですが、入居者が不安に感じておられることもあります。
 1階のリビングと和室の掃出し窓に雪囲いがないことです。住人の訴えに対して、役場では「しばらく様子をみて」という対応だそうですが、雪囲いが必要なのは誰の目にもあきらか。囲い板は仮設住宅のものを活用できるようですから、早急な対応が望まれます。
 もう1つは、2階の「開かずの間」の存在。建設予算の上限との関係で、2階は床面積18畳分のうち6畳2間のみが造作されています。それはいいのですが、残りの6畳分について壁板で囲われ、入れないようになっています。それで、住人の人は「開かずの間」と呼んでおられるのですが、造作なしでいいので、有効活用できるスペースとして開放してほしいという要望が出ています。もっともな要望だと思います。
 
 以上、復興村営住宅についてのレポートでした。

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