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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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追っかけ:頼さんのトマトづくり

                          2014年5月10日記

 トマトの育ち具合は少なくとも2日に1回は見に行っているのだが、「どこか区切りのいいところで」と思っているうちに、前回の「追っかけ」レポートから2週間以上経ってしまった。
 トマトはじつに順調にグイグイと育っている。
 まず、2日間にわたる仮植ポットへの植え替えが終わった翌日の4月26日の様子と、今日5月10日の様子の対比からご覧ください。
4月26日

5月10日
 
 4月26日は苗と苗の間にずいぶん隙間があったが、その隙間がほとんどないほどに苗が成長している。しかも、この間には5月6日に仮植ポットとポットの間を広げる作業が入っている。上の10日の写真にわずかに隙間があるように見えるのはその作業でできた隙間すら埋める勢いで葉が大きくなっていることを示している。

4月26日

5月10日

 苗をクローズアップしてみても、その成長ぶりはあきらか。なお、苗を撮影する角度が4月26日と5月10日で異なるが、4月26日のように上方から撮影したのでは葉が繁っていて、茎の成長の様子が見えなくなっているためだ。

畑の準備が急ピッチで進められている

 「定植は5月20日頃」と、頼之さんから以前にお聞きした。(「定植」とは苗を畑に植えること)
 8日の朝8時にハウスに行くと、もうハウスのシャッターや窓は開けられていて、頼之さんたちの姿はない。奥さんが「あそこはトマトを植えるところ」と言っておられたハウスのそばの畑にはもうマルチ(被覆材)が張られている。「これはきっと菅沢の畑におられる」と直感し、菅沢にむかった。
 *菅沢農場 ―― 栄村で唯一広大な畑地。頼之さん家の加工用トマト
  の大部分は菅沢で栽培される。
 菅沢は広大なので、ぐるっと廻ると、ある畑に一哉さんの姿が見えた。畑には堆肥が積まれている。その畑だけで堆肥は2tダンプ2台分とのこと。

この畑だけで堆肥4tを入れる

 「親父はいまこちらに向かっているところ」と言われたが、北野・中野・極野の配達があるので、いったん菅沢を離れることにする。畑を離れてすぐに堆肥を撒く車を運転して来る頼之さんと出会った。
 配達を終わって、11時15分頃に菅沢に戻ると、朝の畑とは別の畑で頼之さんと一哉さんが堆肥撒きをしておられた。     
その様子が下の写真。

山と積まれた堆肥をミニバックで堆肥撒き機に入れる作業(ミニバックを一哉さんが操作、頼之さんが堆肥を撒く)


堆肥撒き機の後ろから堆肥が出てくる。いろんな農業用機械があるものだ。今後、定植に際には苗を植える機械も登場する。
 しばらく見ていると、頼之さんが堆肥の補給にミニバックのところに戻るまでわずか4分ほどであった。

 すでに堆肥を撒かれた畑からは堆肥のにおいがほのかにしてくる。「臭い」ということはまったくない。いや、ないかかぐわしい香りですらある。

畑に撒かれた堆肥。きれいな色だ。

 堆肥は菅沢の一角にある堆肥センターで作られたもので、トマト育苗のハウスのすぐそばの樋口和久さんの牛舎から出た牛糞が主原料である。


 つぎは畑の耕起。10日昼すぎ、一哉さんが畑に行くのに同行。8日に堆肥撒きの様子を見た畑の一段下の畑だ。

トラクターに乗り込んだ一哉さん。


すでに一度耕起された畑がきれいに均されていく。


輪紋病やバイラスの予防
 ハウスでは6日、もう1つ大事な作業が行なわれた。トマトの病気を防ぐための消毒・殺菌作業だ。


 頼之さんが作業をしながら教えて下さったのは、「輪紋病」と「アブラムシ媒介のバイラス」の2つ。
 輪紋病は、葉に「暗褐色水浸状の小斑点を生じ、後に拡大して円形ないし楕円形の緑褐色、同心輪紋状で径5〜10mmの大型病斑を形成する」というもの。他方、バイラスとはvirus=ウィルスのことで、トマトには数種類のウィルスがあるそうだ。
 頼之さんの話では、「いまの日本では農薬の使用は厳しく制限されていて、病気が発生してから特効薬を使うということはできない。予防が大事」とのことだ。
 
アスパラが出た!
 10日昼前、ハウスに行ったとき、ハウスの横のアスパラ畑を見てビックリ。アスパラがにょきにょきと顔を出しているのだ。8日には気づかなかった。それとも昨日、今日で出たのだろうか。
 雪の下でじっくり育ったアスパラはとにかくうまい。その採れたてを食べるためだけでも栄村に来る価値がありますよ。
 アスパラと雪山のツーショットと、アスパラのクローズアップをご覧ください。




他の自家用作物など

ニラ。畑に植わっている状態のニラを見たのは初めて。


ピーマンの苗。苗箱から仮植ポットに植え替え作業中。


梨の花(5日)               

花が散り始め、実が姿を現わした(10日)


サクランボの姿を見せ始めた(10日)


 今回はここまで。次回は定植作業の様子を紹介することになるでしょう。                

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