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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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4日午後の強雨と中条川

 月岡集落で配達をしていた午後2時25分頃、降雨が始まり、たちまちのうちに強雨に。配達を中止し、室内作業に切り換え。中条では坂道全体を水が激しく流れ落ちてきている。
 午後5時頃、役場が村内放送。「午後2時頃から村内は強い雨が降っているが、警報は出ていない。中条川では2時10分から2時間で65个旅澑を観測。JR飯山線は15時40分から戸狩野沢温泉駅〜十日町駅間で運転見合わせ、代行バスを運行」とのこと。
 雨はかなり弱くなっていたので、中条川の様子を見に行く。
 以下、写真をご覧ください。


中条・白山神社横の砂防えん堤の様子(17:08)
 流下する水量が増えた時はいつもそうだが、石が写真に見える鉄管に当たる「カラン、カラン」という音が鳴り響く。


砂防えん堤より上流の状況(同時刻)

中条橋上から上流側を見る(17:15)


中条橋上から下流側を見る(同時刻)。滝状に水が落ちているのは青倉の千本塚付近から落ちる水路の水。


JR飯山線の中条川に架かる鉄橋下の様子。栄大橋上から撮影(17:18)。


 JRは2011年震災時の土石流発生以降、この箇所に降雨量、水位等の自動観測装置を設置していて、運転見合わせ等の判断を即座に行うシステムになっていると聞いている。2011年5月の大雨時も、村は情報を出さなかったが(警戒雨量を超えていたことを1ヶ月以上後の土石流対策説明会で初めて明らかにした)、JRは飯山線の運行を止めた。
 私は5月上旬にこの橋脚のすぐそばまで行き、中条川の下流・河口部分の洗掘が激しく、大雨が繰り返せばJR鉄橋の橋脚土台部分が危うくなるのではないかと指摘している。今回の強雨程度では大丈夫だが、橋脚土台部分をクローズアップした写真も撮った。



 また、鉄橋の護岸部分も撮影した。

護岸の下の部分とそれより上で色の違いがみられるが、これは昨年9月の土石流の痕跡。
  
 この鉄橋護岸のすぐ手前に復旧工事が予定されている中条川護岸の損壊箇所がある。


 貝立橋より下流で3ヶ所の災害復旧工事が予定されているが、工事請負業者が未決定。どうも災害時の避難場所(ルート)の確保が困難なためのようだ。
 元々あった護岸施設の損壊箇所の復旧だけでなく、洗掘が激しい下流全体の災害対策の検討が必要だと思う。
 
 「トマトの国」から上流の状況も撮影した。

「トマトの国」横から減勢工(セルダム)を望む(17:11)。
 
 今回は増水時なので当然のことながら危険区域への立ち入りは避けた。そのため、これより上流方向は角度的に撮影できず。ただし、たとえ撮影可能な地点からであっても、地震の際に山が崩れた地点は雲に包まれていて見えなかったであろう。
 
 
 このレポート1枚目の写真(砂防えん堤)に見られるように、5〜6月の工事で堆積石・土砂がかなり深く掘られ、除去されているので、今日程度の雨量では川の一定の増水で事は済むであろう。ただし、こういう強雨が繰り返し降ると、山の崩落箇所・土砂堆積地点が緩み、土石流が発生する心配が出てくる。崩落箇所・土砂堆積地点はまだ現状の調査が行われている段階で、工事は行われていない。7月は雨量が多いという予報が出ているので、常時、警戒心が必要だ。
2014年7月4日17:40記
 (了)

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