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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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野山の花とチョウを楽しむ

 今日も梅雨空が続くが、その合間をぬって野山の様子を見て歩くのは楽しいものだ。
 春が過ぎ去り、山は芽吹きの季節を終え、すっかり落ち着いた様子。ユキツバキの赤色など、新緑とともに春を彩った派手な色の花は見当たらない。これからは深い緑の中にひっそりと白の姿を見せる山野草が魅力的だ。
 その代表格の1つがオカトラノオ。
 
 
 青倉・西山田の田んぼの法面で撮った1枚。
 ぐっとクローズアップすると、1本、1本のオカトラノオにたくさんの小さな花が密生している。


 
 いったい、いくつの花がついているのだろうか。
 
 上の写真の撮影は午後2時すぎだが、夕刻、野山の花の図鑑を調べていて、別種の「ノジトラノオ」について、「葉は長楕円形で、幅は0.8〜1.5cm、先は短く尖る」とあるのを読んだ。「たしか、葉はかなり長細かったとようだが…」と思い、改めて出かけた。
 ポイントとして茎の様子の違いに注目した。オカトラノオは「茎に白い短毛がまばらに生える」のに対し、ノジトラノオは「茎に褐色の長毛が密に生える」とある。
 結果は、



 「白い短毛」であった。これでオカトラノオと確定。
 以前の私なら、こんなことを調べたりしなかった。しかし、山野の花が好きになるにつれて、ただ「きれいだなあ」と眺めるだけでなく、名前をしっかり知りたくなってきたのだ。
 
 ところで、冒頭に掲げたオカトラノオの群生は再度出かけた夕刻の画像なのだが、2時すぎのときはこんな様子だった。


 
 チョウを少なくとも5匹、確認することができる。
 1匹に焦点を絞り、連写で撮ったものをご覧いただきたい。
 
 
 
 
 

 
 法面という撮影地点から少し距離があるところにいるチョウの特徴をしっかり捉えるのは厄介だが、裏側が銀色というウラギンヒョウモンではないかと思う。
 
 
 じつは昨年、同じ場所でつぎのような写真を撮っている。


 
 これには5種のチョウや昆虫が写っていると友人から教えていただいたが、その中の左上に写っているのがウラギンヒョウモンではないかとのことだった。
 
 これからはチョウを追いかける日が多くなりそうである。
 
 
 もう1つ、面白いものがある。ヒヨドリバナとヨツバヒヨドリというキク科の花である。





 この2つの花、パッと見た目には同じ花に見えるだろう。
 だが、よく見ると上のものは葉が対生であるのに対して、下のものは輪生である(3葉ないし4葉)。上をヒヨドリバナといい、下をヨツバヒヨドリという。
 図鑑では、ヒヨドリバナは「日当たりのよい山野に生える」、ヨツバヒヨドリは「日当たりのよいやや高い山地や高原に生える」とあるが、この2種類が青倉・西山田では同じ場所に生えているから、ほとんど区別がつかない。
 昨年、この花を初めて意識したが、最初に見たのは葉が対生のヒヨドリバナであった。ところが後日、葉が3枚ないし4枚輪生しているものに気づき、別の花なのかと思い、図鑑を調べて判明した次第。
 咲いている場所は


 
 西山田の棚田へ上がっていく山道の途中の道脇にたくさん咲いている。
 

 まだ咲き始めなので花は白っぽいが、図鑑では「ヨツバヒヨドリの花冠は淡紅紫色、ヒヨドリバナは白色〜淡紅紫色」と紹介されている。
 上でに紹介したヒヨドリバナの中の1輪はうっすらと淡紅紫色になりつつあった。




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