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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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‟情報”をどう扱うか。それによって地域の値打ちが大きく変わる

1つのエピソード
 1週間ほど前のことですが、「ある農産物を産直販売したい。ついては、それに関連する写真を提供していただけないか」という問い合わせのお電話をいただきました。
 もちろん、私の回答は「OK」です。
 数日後、お会いして色々とお話しましたが、私が驚き、かつ感激したのは、お相手の方から「有償でお貸しいただきたい」とのお申し出があったことです。感激したのは、「有償」のお申し出を受けるのは初めてだったからです。


提供する写真の1枚。6月7日撮影の野々海池

 私は震災以降、さまざまな方面から写真の提供をはじめ、さまざまな情報提供を頼まれます。TV番組で私が撮影した写真が使われることもよくあります。基本的に無償です。先方に公共性がありますので、「無償は当然」と考えてきました。

 でも、スマホでいい写真が撮れるようになった昨今、写真って簡単に撮れるようにも思われていますが、じつはそうではないんですよね。
 私は「青倉米」の直売事業に関わっていますが、お米の魅力を高め、一度つかんだお客さまをぎゅっと掴み続けるには、お米と産地についての素敵な情報をお届けし続けることが大事です。そのためには、何時間もかけて田んぼや山を歩き回り、数百枚、いや1千枚近い写真を撮り、その中から求められている情報にピッタリの写真を数枚選び出すという作業が必要になります。



 上の写真は青倉米の関係者から好評を得たもので、昨年9月7日の昼前に西山田の田んぼで撮影したものです。朝8時すぎから正午過ぎまで約4時間、いろんなところを歩き回り、473枚の写真を撮ることで得られた1枚です。

「どんな情報が求められているか」を考えることが必要
 7月10日にオープンした「直売所かたくり」で真っ先に人気を呼んだのはアスパラでした。
 滝沢総一郎さんのアスパラのそばには朝採りの様子を写した写真のパネルが掲げられました。下に掲載のものです。



 総一郎さんとのお付き合いをふりかえると、どうも総一郎さんは写真を撮られることがあまりお好きではないようです。何度も通い、いろんなお話をする中で、写真=情報の必要性についてご理解をいただき、各種写真の撮影をお許しいただきました。
 アスパラをお買い求め下さったお客さんの中に、「へぇー、アスパラって、こんなふうに生えているんだ」と、とても感動された人が数多くおられます。
 農産物、加工品、そして観光。栄村のものの売上げをどしどし上げていくには、《お客さまにアピールできる情報はどんなものなのか》をよく考え、それに合った情報を形あるものにする必要があるのですね。
 
栄村に情報産業を創り出す
 いま、日本と世界で最も成長を遂げている産業の1つは情報産業と呼ばれるものです。
 しかし、栄村にはそれが存在しません。そのため、東京などの大手企業に委託をして、巨額のおカネを支払うということが頻発しています。そのために、村のおカネがどんどん大都会へ流出していきます。もったいない話です。
 「村民のみなさんと力を合せて、栄村に情報産業を創り出し、栄村の情報発信力を高め、栄村と栄村産品の値打ちを高めていく」。私がいま最も強く願っていることです。

 

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