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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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栄村復興への歩みNo.276

SL運行はとてつもなくデカいイベントになる!
〜栄村の想像力とズクの大きさが試されています〜
 


 写真は前号と同じく大山隆之さんご提供で、いまから45年前、1971年の森宮野原駅の様子です。
 煙を吐くC56型蒸気機関車が見えるとともに、引込線に貨車がたくさん停められているのも見えます。写真真ん中に見えるタンク(円筒状のもの)は給水タンクです。蒸気機関車は燃料の石炭と共に、蒸気の源となる大量の水を必要とします。いまはもう給水タンクは撤去されてありませんので、今年11月のSL運行では消防のポンプ車で給水するそうです。
 また、写真右手前に円形の穴のようなものが見えますが、これは転(てん)車台(しゃだい)です。機関車の向きをぐるっと180度回転させるところですね。これも今はもうありません。
 懐かしい建物も見えます。右手いちばん手前に見える建物は「北信製材」という会社の寮だそうです(現在はない)。それよりも写真奥に萱葺き(トタン張り)民家が2軒見えますが、そのうち右のものは故広瀬昇治さんのお家です。残念ながら震災で取り壊されました。

 1頁の写真を撮影された地点とほぼ同じ場所から現在の様子を撮影したものが左の写真です。もっとズバリ1頁の写真とまったく同じ構図で撮ったものもあるのですが、撮影時に偶々通った除雪車が写っているほうが素敵なので、この写真を掲載しました。



 駅舎も変わっていますし、駅舎側の引込線はなくなっています。また、駅の裏手の山も木が大きくなり、かなり雰囲気が変わっています。
 
JR東と地元協議会の連絡会議が開催されました(1月26日)
 1月27日の信毎に小さな記事が出ましたが、今秋の飯山線SL運行について、JR東日本と「飯山線沿線地域活性化協議会」の連絡会議が26日に開催されました(会議は非公開)。
 栄村役場からも担当者が出席されました。
 SL運行時の沿線警備、給水態勢、駅での停車時間などが話し合われたようですが、詳細はあきらかにされていません。
 JR側は11月の運行日について8月に正式発表する予定としていますが、これは「いわばダイヤ発表のようなものなので8月にならないと公式発表はできない」という性格の話だと思われ、11月に飯山線でSLが運行されることはもはや間違いないことです。
 栄村役場は、新年度予算にとりあえず80万円の関連予算を計上するようです。しかし、事の大きさから言って、とてもそれだけでは足らないことは確実です。SL運行は村としても惜しみなく必要な予算を投じるだけの値打ちのある大イベントです。
 連絡会議は「月1回開催」の方針で、次回は2月26日頃にあるようです。
 
どんなことが課題となるか
 いちばん大きな課題は「沿線警備」です。No.274でも書いたとおり、運行日はSLの姿を撮ろうとするカメラマンが大量に押し寄せてきます。すでに有名になっている撮影ポイントの栄大橋に何百人もの人が押し寄せ、橋の上にズラッと並ぶ。それは容易に想像できることです。
 しかし、それだけにとどまりません。
 いわゆる「撮り鉄」の人たちが、飯山線の栄村区間、田んぼの畦道や民家の裏手などにズカズカと入り込んでくるでしょう。だからこそ、JRは「沿線警備」を課題として挙げているのです。
 役場は「警備」に警備会社のスタッフを雇うことを考えているようですが、私はそれではとても足りないだろうとみています。
 そもそも、「人はどこを撮影ポイントと考え、入り込もうとするか」をよく調べ出すことが必要です。私は、村内のいろんな所で写真を撮らせていただいていますので、「ああ、あそこもいいな」といくつもの地点が思い浮かびます。みなさんが「わが家は関係ない」と思っているのに、「撮り鉄」の人たちから「絶好ポイント」と思われるところが続出すると思われます。たとえば、下の1枚目の写真の撮影地点が何処か分かる人はかなりおられると思いますが、2枚目の写真の撮影地点はどうでしょうか? この写真は慌てて撮ったので、アングルがいまひとつなのですが、もう少し工夫すれば、「撮り鉄」の人たちにとって垂涎(すいぜん)の的(まと)(みんながうらやんで何としても欲しいと思うもの)になるような地点だと思います。





 そういう「撮り鉄」の人たちをただ排除するというのでは、うまくありません。村の側から積極的に撮影ポイントを紹介し、それらの場所については事前申込・抽選制にするなどの仕掛けも必要になるのではないでしょうか。
 「警備」だけではありません。森宮野原駅には給水のために少なくとも10分間は停車しますので、乗客への「おもてなし」も課題になります。イベント列車がやって来た時のこれまでの「おもてなし」の焼き直しだけではだめだと思います。
 
村民みんなで歓迎態勢を!
1頁のサブタイトルに書いたように、「想像力」が大事です。いろんなことを想像し、考え、そして、みんながズクを出して、乗客のみなさんやJR東などが驚くような歓迎態勢を創り出しましょう。そうして、栄村の名を全国に知らしめ、村の発展につなげていきましょう。
 

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