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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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栄村復興への歩みNo.292

こういうトピックスをどう扱っていくか
  ――村の将来はそこにかかっている

 

水番小屋の横手から余水吐に下って行く

 

斜樋の水栓での水量調整作業の様子を見学

 

水番小屋での英男さんへのインタビューの様子

 

 欲張って3枚もの写真を1頁に入れてみました。
 8月17日午前9時すぎから11時頃にかけての野々海池での撮影です。
 写真に見える4名のお嬢さんは武蔵野大学の学生さんです。森区長を務められる月岡英男さんが、「区長の仕事などについてお話を聞きたい」と依頼され、水番に行く野々海池に案内しながら、水番小屋で学生さんたちの質問に答えられました。
 「明日は若い女の子を野々海に案内することになっている。若い娘(こ)が野々海を歩く姿の写真があれば、野々海の観光人気も上がるぞ」。英男さんのそんな一言で、私が同行し、写真撮影をしました。

 

いろんなグループが訪れた夏の栄村
 武蔵野大学の学生グループは全部で20数名。やはり大学生のグループとしては、8月3〜5日に日本大学生物資源科学部がゼミ単位で栄村を訪れています。6月には駒澤大学文学部地理学科の学生さんたちが来ています。いずれも今年が初めてではなく、少なくとも数年から6〜7年、先輩から後輩へと引き継がれて、毎年来てくれています。
 子どもたちのキャンプでは、7月に横浜市栄区の子ども会、福島県の子どもたち、さらに8月中旬にはスキー場中腹にキャンプを張って、野々海などに出かけるかなりチャレンジングな「やんどもキャンプ」というものが開催されました。
これらは、私がちょっとだけでも情報を知り得たものをピックアップしたにすぎず、この他にもいろんな人たち・グループが今夏の栄村を訪れています。

 

「村をよく知っている人に案内してほしい」
 8月9〜10日には、東京の男女6名のグループ(ほぼ全員が60歳代の方々)から、「いわゆる観光タクシーではなく、村をよく知っている人にお薦めポイントを案内してほしい」という依頼をうけ、9日は秋山郷と津南の河岸段丘、10日は野々海と斑尾高原を案内しました。
 9日は朝から大雨警報が出る生憎(あいにく)の天候でしたが、気象レーダー図で雨雲の動きを確認しながら、曇天ないし小雨でも楽しめるポイントを選定して、朝8時半から夕刻5時半頃までご案内し、(自画自賛的になって書きづらいのですが)たいへん大きな満足をいただいたようです。1つのポイントは、
 真っ先にむかう地点を五宝木高原(旧鳥甲牧場)とし、さらに山田政治さん・せきさんご夫妻のお宅に上げていただいて、キャラブキやマタタビの塩漬けなどをいただきながら、お茶のみを出来たことでした。畑に花豆がきれいな花を咲かせるとともに、すでに大きな実が成っている様子を見られたことにも感動されていました。

 

山田政治・せきさん宅前。犂儻名所”ではないが、花豆が美しく、

ここで素敵な村人との出会いが生まれる

 

栄村への人の訪れを情報化し、その情報がさらに人を呼び込む好循環を生み出す
 観光にしろ、いわゆる「グルメ」にしろ、(さらには移住にしても)、ありきたりの観光パンフレットや「定型」的なHP情報などだけで人が関心を持つ時代はとっくに過ぎています。人が実際に訪れ、見聞したこと、体験したことを率直に語り、紹介してくれるのがベストです。
 しかし、栄村では、宿泊施設やお店の人は精一杯のサービスを心がけておられると思いますが、そのお客さまの体験を聞き出して、栄村のどんなところに魅力を感じられたのかを聞き出す努力はほとんどと言っていいほど、行われていません。したがって、栄村からの情報発信に、村を訪れたお客さまの感動を伝える内容は皆無に近い状態です。理想をいえば、村の情報発信サイトに栄村を訪れた人からどんどん投稿してもらうことができればよいと思います。そこにお客がお客を生み出す好循環が生まれてきます。
 これは狭い意味での「観光」に限られることではありません。栄村の農と食、伝統的な技などをめぐっても同様のことが言えます。

 

切明温泉の川原に湧く温泉のあたり。山奥での水遊びを楽しむ人びと。

切明のもう一つの顔が見えた!という感じです。


 私は鍵となるものは“文化”だと思います。美しい自然の風景ひとつをとってみても、それは村人の暮らしと密接に結びついていて、栄村の文化的財産としてあります。私たち栄村人がそれをどれだけ自覚し、言葉にして、外の世界にアピールしていけるか。ここに栄村の将来が大きくかかっていると思います。


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