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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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雪の上に腰を下ろし、鳥甲山をじっと眺め続けるイギリス人男性


 一人の外国人男性が「のよさの里」(秋山郷・上の原)の前で雪の上に腰を下ろし、鳥甲山をじっと眺め続けています。1月18日昼すぎに撮影したものです。
 Japan Walkというツアー会社(所在地は大分県国東(くにさき)半島の杵築市(きつきし))が主催する「日本を歩いて旅する」企画で来られたイギリス人です。今回の旅は“Snow Country Trek”というツアー。
  1日目:東京→長野→戸隠、2日目:戸隠、3日目:戸隠→鍋倉、

  4日目鍋倉→野沢温泉、5日目:野沢温泉→秋山郷、6日目:秋山

  郷→長野、7日目:長野(善光寺)
 私が「のよさの里」で出会ったのは6日目。「のよさの里」の前夜泊まった6人のツアーグループは、朝からスノーシューを履いて、天池、さらにその奥をトレッキングされました。昼食のために「のよさの里」に戻って来られたところに出会いました。
 彼が鳥甲山を眺めていたのは5分以上にわたるでしょう。ただひたすらじっと見続けていました。これほどの絶景はそうそうに見られるものではないのです。
 Japan Walkのツアーは2月上旬、3月初めのあと2回、やって来る予定です。

 

日本・川越でのホームステイの感動が出発点
 Japan Walkは、1987年に日本留学したポール・クリスティさんというイギリス人が埼玉県川越市の日本人家庭にホームステイした時の感動が出発点にあるそうです。その後、ポール氏は2002年、大分県国東半島に住むようになり、古民家再生などに取り組みながら、Walk Japanの礎(いしずえ)を築いて来られました。
 このJapan Walkには現在、25人の社員がいて、日本全国で24種類のツアープログラムを案内しているそうです。今回私が出会ったツアーのガイドはやはり外国人でしたが、長野市在住で日本語はペラペラ。

 

秋山郷ツアーはすでに4年目。ガイドさんと「のよさの里」支配人の出会いがきっかけ
 このツアー、今年が初めてではなく、もう4年目。
 ガイドさんが冬の秋山郷を訪れ、「のよさの里」支配人・阿部高広さんと出会ったことが始まりだそうです。ガイドさんのお仕事内容を知った阿部さんが懸命に働きかけ、秋山郷へのツアー企画が実現。「ガイドは自分がしっかりやるから、あなたは宿泊の受入れをしっかりやってくれればいい」といのがガイドさんからのお話。ガイドさんが通訳もやってくれるのですから、インバウンド客の受入れにもまったく心配がなかったわけですね。

 

振興公社、そして栄村にはこういう“お宝の種”がいっぱいある!
 平成25年度、26年度の栄村振興公社事業報告書を見ると、「のよさの里」の「施設運営総括」の中に、「冬季シーズンは毎年厳しい状況下の中で、外国人客を中心とするツアー会社との企画で(スノーシュー体験ツアー)が入り、今後の冬期誘客としても繋がることができている」(H25年度)、「1〜3月(3回)行われた外国人客のスノーシュー体験ツアー企画では天候にも恵まれ……人数が年々増えつつあり、すでに来年度の予約も頂いております」(H26年度)と書かれています。
 でも、振興公社の話題としてあまり取り上げられたことはないですよね。
 先に紹介した毎週末さかえ倶楽部スキー場に来られる神奈川の人の話もそうですが、栄村の観光をめぐっては、「入込客数の減少」を嘆くどころではなく、いわば“お宝の種”とでも言うべきものがゴロゴロしていながら、私たちがそれに充分に気づかず、磨き上げることを怠っているのです。
 私は「議員活動報告」で振興公社への村資金投入問題をめぐる議会審議の模様を報告する一方、「再建策は『復興への歩み』で書く」としました。今回は再建策そのものを書くスペースがありませんが、何に気づくべきかはかなり明確になったことと思います。

 

 

1枚の写真

 

 秋山郷「とねんぼ」の大屋根からの落雪の瞬間(1月18日)。
 偶然の撮影、安全を心がけての撮影ですが、こういうものも誘客につながる資源です。


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