プロフィール

profile
栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

カテゴリー

categories

サイト内検索

Search

カレンダー

calender
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

最近の記事

selected entries

最近のトラックバック

recent trackback

月別アーカイブ

archives

栄村関連リンク

links

携帯用QRコード

mobile
qrcode

ブックマーク & RSS

Bookmark&RSS

配達日誌8月21日〜31日

21日(月) 午前中は9時から議会全協。10時からの村長提出の全協での共通入浴券問題は平行線のまま。
 昼食後、とても暑かったが、1時半頃にスキー場に上り、草刈り。歯を新しいものに替えて切れ味が飛躍的によくなったこと、そして途中から頼もしい援軍が来てくれたことで、いっきに進んだ。あと1〜2回でカタクリが咲くゾーンを刈り終えられるだろう。
終了は4時半過ぎ。飛んでいるヤンマ類のトンボを撮影するのは難しいが、景色を連写で撮る中で写ってくれているといいなあと思って撮影したら、撮れた! こんな一枚。

 


22日(火) 今月はお米の発送の一部を23日にしなければならないので、それに間に合うように「お米のふるさと便り」を今日編集。その関係で、午前8時〜9時台、青倉の居平(いでら)の田んぼや森の開田などを撮影して廻った(下写真は青倉・居平)。穂がなかなか出なくて心配された森の開田の標高の高い部分もほぼ穂が出揃ったが、日照が少なく、登熟が心配。

 


 午後も編集を続け、4時すぎに出来上がって、引き続き、「復興への歩み」No.314の編集。これは途中まで。
 午後2時40分頃、大粒の雨。とにかく降雨が多い。

 

23日(水) 午前中はNo.314の編集続行。昼前に終えた。
 午後はお米の今日発送分の発送関係の作業。

 

24日(木) お米の25日発送分の発送伝票作り、袋詰めしたものの箱詰め、その前提としての箱の確保等々の作業でほぼ一日を終えた。腰に負担がかかる作業などを手伝ってもらっているが、23日に発送した分も含めて35人ほどの人たちに送るとなると、やはり3日間くらいは米発送中心の過ごし方になる。一度、きっちりと最新のコスト計算をしようと思うが、「ビジネス」にすることは不可能ではないと思う。現在、栄村のコメ生産は「ふるさと納税」によって支えられているところが大だと思うが、「ふるさと納税」制度がいつまでも安泰とは行かないだろう。栄村のお米は本当に美味しい。産直の大規模化を真剣に追求すべきだと思う。
 午後はほぼずっと青倉トンネル手前の車庫で作業していたが、空模様が面白かった。栄村の上空は真っ青に晴れているが、関田山脈の向こう側の上空には黒い雨雲。新潟県は予報通り、雨なのだろう。栄村は西日が強烈(下写真)。暑かった。

 


 夜は、「いつ以来だろう?」と思うほど久しぶりにファミレスへ。思いっきりファミレスらしいメニューを頼んでみた。以前ほど苦にはならなかった。「偶にはいい」ということか。

 

25日(金) 朝方、雨。当初は配達には厳しい降り具合だったのと、体がかなりだるかったので、配達には出ず、援軍を頼んで懸案の部屋の片づけに着手。今日は大量の廃棄すべき紙類の種別分けと搬出。2回に分けて津南の処理場へ。2回目の時、到着が午後0時20分頃だったが、「正午〜午後1時の間は昼休み」とのことで、昼食を食べながら待機。「昼休みで受付ストップ」には参った。
 体がけだるくて少し寝ることで解消するか、それとも草刈りをして体のキレを回復するか、少し迷ったが、後者を選択。この選択はどうやら正解だったよう。体のけだるさの原因は、昨夜、かなり冷房の効いた場所に2時間強いたことにあったようだ。
 草刈りは予想以上に進み、カタクリが咲くゾーンはひと通り刈れた。その先ももう少し刈るつもりだが、目途がたったのは嬉しい。
 午後3時頃にスキー場頂上に着いた時、さほど天気はよくないのに、鳥甲山の頂上がくっきり見えた。夏特有の入道雲のような雲が山にかかっていないからだろう。どうも秋の訪れのようだ。明日、配達で秋山に行こうと思う。

 

写真中央に見える緑色の部分が今日刈ったところ
この写真よりも左に最初に刈ったゾーンがある。

 

写真を撮るタイミングが一瞬遅く、あまり鮮明に見えないが、よく見る

と、鳥甲山の頂上が見えている。


26日(土) 昨夜は就寝が遅くなり、起床も遅くなった。まだ眠っていた7時前に電話が一本。8時前にももう一本。それで、午前中の用件が2つ誕生。
 配達が超遅れていた平滝の11軒の配達を9時前後にして、その後、用件2件。うち1件は人を訪ねて、いろんなご意見をお聴きした。非常に勉強になった。書物よりもなによりも、村の人たちのご意見を聴くのがいちばんの勉強になる。
 その後、日出山線経由で秋山郷の配達へ。
 秋山は完全に秋。空の雲の模様も秋だし、4時を過ぎると、半袖・窓全開で走ると相当に肌寒かった。5時過ぎに津南町に下りたが、今度は6時半頃、めったにないような素晴らしい夕焼け。これはすぐにブログにした。今日の写真は「復興への歩み」No.315でも扱いたい。
 夜は森集落のお宮の祭り。9時45分から獅子舞奉納なので、8時半すぎに出かけた。半袖では寒かった。午後10時頃、宮野原橋の温度表示は18℃。

 

介助を受けながらお宮に参拝するお年寄り

 

27日(日) 昨夜はお祭りで遅かったうえに、TVで「今夜もなまでさだまさし」があって、就寝は午前1時半すぎ。窓を閉めても、夏布団だけでは寒く、毛布を出した。お盆をすぎれば、夜は半袖では寒いのが栄村だが、今年の夏は天候不順だったので、こういう秋の始まりがごく自然に訪れたというよりも、なにか唐突な感じ。
 明日発送の東京の保育所に送る野菜の手配でいろいろ走り回った。その途上で、菅沢でトマト収穫作業中の宮川頼之さんを訪ねた。天候不順で、実のなり方が少なく、また病気にかかるものも少なからずあって、収穫量は平年よりも少ないようだ。
 午前中はかなり暑かったが、午後2時頃からは薄雲がかかったのか、暑さを感じなかった。夜はやはりかなり気温が下がる。

 

28日(月) 朝から野菜発送関係の作業。結局、なんだかんだで午後4時頃までかかった。
 ここ2〜3ヶ月、月のうち22日〜25日のあたりはお米、野菜の発送関係に多くの時間を割くことになり、「復興への歩み」の配達などにあまり時間がとれない。もう一方で議会関係の仕事もあり、「復興への歩み」のみにほぼ没頭できていた昨年4月までとはまったく状況が変わってきた。
 なにかの仕事を減らすという選択は少なくともありえない。打開策としては、それぞれの仕事をよく見直し、計画的に事を進めることで、合理化・効率化を図るということではないかと思う。
 夕刻は部屋にいて、ここ2日間よりも暑さを感じた。夜は寒くはなく、涼しくて過ごしやすいという感じ。

 

29日(火) Jアラートの大音声で目を覚まされた。そのまま起床し、今日は早い時間から主に東部地区で配達。
 ただし、午前中に議会運営委員会が入っていたので、9時すぎにいったん家に戻り、着替えをして役場へ。議運はいつもよりも時間がかかり、11時半頃まで。
 昼食後、再び東部地区へ。志久見、柳在家、切欠と廻ったが、切欠に入って間もなく、複数ある配達物のうちの一部が部数不足となり、印刷に戻った。印刷後、再び切欠へ。今日は東部に3回足を運んだことになる。計85部。
 朝8時前に中条で撮った下の写真は秋を感じさせる景色だったが、その後、とても蒸し暑くなり、少し歩くだけで、肌着がべったりと体にくっつく感じになった。朝9時の段階で肌着を一度着替えるほど。天気図を見ると、栄村が停滞戦線(秋雨前線)の南側になっている。このため、南からの湿った暖かい空気が大量に入り込んだわけだ。26日に秋山で感じた秋の到来から逆戻りした。

 

 

30日(水) 午前中は所用があって、北信地域振興局へ。地方事務所から地域振興局に変わってから初めての訪問。看板は変わっているが、それ以外は目立った変化はない。ただ、訪れた用件での説明を聞くと、ある種の権限が県庁から地域振興局に移譲されたようではある。
 午後は当初、配達を進めるつもりだったが、9月議会を前に色んな人たちの意見を聴いておきたいと考え、さまざまな人たちを訪ねて廻った。夜も人を訪ねたり、電話をしたりを続け、いつの間にか夜遅くになった。
 途中、森の開田の出穂の状況を確認しておきたくて開田に上ったところ、8月6日に種が蒔かれたソバがすでに花を咲かせていて驚いた。

 

 

31日(木) 宮川頼之さんのトマト畑に用事があったので、9時前に菅沢を訪れた。到着して間もなく、まゆさんが育真くんをおんぶして来られた(下写真)。先日、トマトの収穫作業に携わっている方が「育真も手伝っています」と投稿されていたので、その様子を撮りたいなあと思っていた。育真くんの収穫作業お手伝いの様子は「復興への歩み」で紹介したい。

 

 

 配達は横倉で45軒。引き続き、平滝・白鳥を廻りたかったが、ズッキーニなどの発送があり、その関係の諸作業をしているうちに午後4時に。
 「県道箕作飯山線改修期成同盟会」というものの総会がトマトの国であり、慌ててトマトの国へ。総会が終わり、懇親会に移る際、トマトの国からの景色が素晴らしく、1枚パチリ。懇親会会場の宴会場の窓からも刻々と変化する素敵な景色が楽しかった。トマトの国からの景色の素晴らしさをもっともっとアピールする必要がある。指定された席が素晴らしい景色を背にする位置になっていた同僚議員に振り向いてもらい、その素晴らしさを確認してもらった。それで、スキー場からの景色がジオパーク関係者から絶賛されていたという話をその同僚議員から聞いたのだが、その絶賛された景色というのはスキー場中腹からのものらしい。頂上からの景色はもっと凄くて、まさに絶景。栄村の有する財産は本当に凄いのだということをもっと発信せねばと改めて思った次第。

 


この記事のトラックバックURL
トラックバック