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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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中条川の対策工事の進捗状況

 本格的な冬が近づき、中条川上流の山腹崩壊・土石流対策工事の今年度分はほぼ終了しつつあります。工事の進捗状況をレポートします。

 

● 森開田水路の頭首工工事が完成
 震災の復旧工事である森開田用水路の頭首工工事が完成しました。
 私は降雪前に現場を訪れることができず、森の普請があった26日に雪の中を歩いて行ってきました。

 


 栄村ではこれまでに見たことがない頭首工です。前頁写真右手に何本もの水流が見える箇所がありますが、そこが取水口です。取水口の工夫や取水口の上流・下流の構造物で礫や浮遊物の流入を防ぎ、また大水にも対応できるようになっているそうです。

 

 

 上の写真が頭首工設置場所の全景です。写真の左側に頭首工が見え、中央上に不動滝(大滝)、右手前に泥吐け(上部に赤い蓋)が見えます。中条川上流2号崩壊地の脇に位置していて、写真中央やや上に見えるように黒色の大型土嚢が設置されています。
 震災から6年余、ようやく復旧工事の完了です。

 

● 1号崩壊地斜面の吹付工事

 

 

 昨年度に引き続き施工された1号崩壊地崩壊面の吹付工事も完了しています。写真は26日撮影。
 昨年度の施工部分と併せ、崩壊面の吹付はここまで。写真左下方に地肌の見える部分があります。この部分まで吹付する予算は現行の対策計画ではついていません。
 この吹付は崩壊面の崩れを完全に抑止するものではなく、種々の対策工事を進める上での安全の確保を主目的とする落石等の抑制措置です。冬期の大量の積雪と雪融け時の水で吹付面はかなり傷みます。今年度の施工では水の通り道を作るなど、前年度までよりも工夫した施工が行われたと私は見ています。なお、写真では吹付作業用のロープが垂れ下げられたままになっていますが、27日、28日に撤去されました。
 1号崩壊地の近くではこの他に6号谷止工(昨年度竣工)の関連工事と、堆積土の撤去作業が行われました。堆積土の撤去作業については本紙No.314で紹介しましたが、今年度の作業が終わった後の様子を紹介しておきます。下写真のきれいに整地されている箇所がそれです。10月26日撮影。

 

 

● 「トマトの国」近くでは床固工の工事中

 

 

 写真は「トマトの国」の近くの中条川対策工事現場。写真奥に1号崩壊地、セルダム(円筒形のもの)、第2号谷止工が見えます。さらにその手前に現在工事中の現場。本年6月の説明会の資料では、この工事は床固工と呼ばれ、「既設谷止工間の堆積土砂の固定を図り、直上部に復旧された森用水*の頭首工が洗堀されるのを防止するため」と説明されています。ブルーシートがかけられている部分です。右手に仮水路を造って川の水を流しています。この写真は26日午後撮影ですが、その数日前、「トマトの国」の温泉に行った際、暗くなってからも照明をつけて工事を続けているのが見えました。本格的積雪期前にの完成をめざしているようです。
  *ここで言う「森用水」は、開田用水とは別のものです。中条地区を

   通り、森集落全域に流れる農業・生活用水です。


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