文化財保全の活動に参加と支援を
- 被害と復興の様子
- 2011.07.15 Friday
7月8日(金)〜10日(日)の3日間、白水智さんらの「地域史料保全有志の会」のみなさんが村内で文化財保全活動を実施されました。4月29日〜5月2日、6月17日〜20日につづいて3回目の活動です。
白水さんからご提供いただいた写真を中心に活動の模様をお伝えします。
保存する民具に荷札を付ける 軽トラで保管庫に移動
廃寺になる寺院の庫裡の民具類 屋根裏で見つけられた古文書類
古い襖の破れ目から古文書が見える 臨時保管庫に収納
埃にまみれる大変な作業ですが、こうした民具などを収集・保存することの意味について、民具研究の専門家・石野律子さん(神奈川大学常民(じょうみん)文化研究所)は次のように指摘されています。
白水さんからご提供いただいた写真を中心に活動の模様をお伝えします。
保存する民具に荷札を付ける 軽トラで保管庫に移動
廃寺になる寺院の庫裡の民具類 屋根裏で見つけられた古文書類
古い襖の破れ目から古文書が見える 臨時保管庫に収納
埃にまみれる大変な作業ですが、こうした民具などを収集・保存することの意味について、民具研究の専門家・石野律子さん(神奈川大学常民(じょうみん)文化研究所)は次のように指摘されています。
イ. 今では収集できない民具も多数含まれており、かつての栄村の生活がイメージし易く、地域の文化を知る上で大変価値がある。栄村には大変な資産が眠っているということですね。これを生かすかどうか、それは私たち自身の手にかかっています。
ロ. 栄村で集めた民具は、有形民俗文化財として今後ますます貴重なものとなるに違いない。なぜなら、「有形の民具」が残っているということは、今後の調査で、その製作法や使用法などの「人の工夫や知恵」といった「無形の民具」情報が集積されることに繋がるからだ。
ハ. 使用されていた人の記憶を記録し、さらに実際に民具を使用しながら技術を継承していく方法を同時に行えば、将来、村の観光にもつながる。
ニ. 環境問題など現代社会が抱える課題を解決するヒントが民具にたくさん含まれている。