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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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NBSニュースの栄村中継で考えたこと

 26日夕のNBSテレビのニュース、栄村からの中継でした。6時15分から7時まで45分の番組でした。民放ですので、CMが入り、全時間が栄村からの中継というわけではありませんが、かなりみっちりと栄村の震災と復興を取り上げてくれました。
 横倉仮設住宅の集会所が臨時のニューススタジオのような感じになり、私がキャスターの人の質問に答える役となりました。

 NBSでは事前に村内の200人の人にアンケートをし、50名近くの人から回答を得て、その内容が番組の中で紹介されました。
 このアンケートを私も読ませていただきましたが、考えさせられることが多いものでした。

雪が降りしきる中での中継。                     
キャスターの上小牧(かみこまき)さん(右)と大谷さん

●「老後の資金を使い果たした」という声

 いちばん深刻だと思ったのは、「家は直したが、そのために老後に備える蓄えをすべて使い果たした」というものです。
 そういうケースがあるだろうと私も思い、一度、きちんと調査しなければならないと思っていただけに、強い衝撃を受けました。
 被災者生活支援法による支援金や村に寄せられた義援金の配分などがなされていますが、何百万、いや千万円単位の費用を要した人の場合、自らの貯蓄を取り崩しての自宅修復です。若い人ならば、まだこれから稼いで貯蓄することも可能かもしれませんが、高齢者の場合はそうはいきません。本当に「老後の資金がなくなった」ということになります。

 先に報告したように、次年度以降、「復興交付金」事業が始まりますし、また、県に10億円が積まれた復興基金があります。しかし、これらは直接的に個人の資産形成につながるものに出費することはできません。
 では、このまま放置するのか。
 そういうわけにはいきません。何か工夫が必要です。

 たとえば、村独自の制度として、「被災高齢者福祉特別支援制度」というようなものを創設することはできないでしょうか。自宅修復等の実態を詳しく調べ、老後の生活資金の多くを失った方を対象として、各種負担金の免除や福祉サービスの無償提供などの仕組みを創設し、それを復興交付金事業や復興交付金を活用して運用していくのです。検討の可能性が十分にあるのではないでしょうか。東北の被災地でも同様の事例はあるでしょうから、自治体間で連携して制度の検討を行うことも追求してみるといいと思います。
 手始めに、このアンケート回答の方と同じようなケースがどれくらいあるか、民生委員さんのご協力などを得て、調査することができれば、と思います。


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