プロフィール

profile
栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

カテゴリー

categories

サイト内検索

Search

カレンダー

calender
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< June 2016 >>

最近の記事

selected entries

最近のトラックバック

recent trackback

月別アーカイブ

archives

栄村関連リンク

links

携帯用QRコード

mobile
qrcode

ブックマーク & RSS

Bookmark&RSS

栄村復興への歩みNo.288

  • -
  • 2016.06.30 Thursday

縄文時代の遺跡と近代工法での橋づくりの同居

 

 

 6月1日から再開された「ひんご遺跡」発掘作業の様子。22日午前は栄小5年生が発掘作業を体験をしました。
今年は9月末まで行われる予定だそうです。

 

 他方、次の写真は千曲川に新しく架けられる橋の橋桁が平滝側の橋台までつながった姿を撮影したもの(27日午後)。

 


 「ひんご遺跡」は5千〜3千5百年前の遺跡。そのすぐそばで、超大掛かりな近代工法による橋づくりが遺跡発掘と同時進行で行われているというのは、滅多に見られない光景です。
 この橋の完成は来年の予定です。


 


6月の写真から

 久しぶりの「栄村復興への歩み」の発行です。同時発行のNo.287が文章ばかりのものになりましたので、こちらの号は文章中心の記事もありますが、できるだけたくさんの写真を紹介したいと思います。

 

エゾアジサイ(22日、平滝〜野々海間にて)

 

森集落の山の上の不動滝(29日夕)

 

コシジシモツケソウ(18日、スキー場内村道脇)

 

今年はチョウが多い(18日、貝立山〜野々海間にて)

 


阿部家住宅の裏の田んぼ。田直しを終えて2年ぶりに田植えされた(7日撮影)。

 

漬けまるきゅうり。今年は作付が少し遅れたが、そろそろ出荷か。(29日撮影)

 


野々海池の水番。斜樋(しゃひ)の水栓の開閉で水路に流す水の量を調整。水番は月岡英男さん(22日)。

 

ひんご遺跡から出土したクリの実(17日)。

 


「高原シャトル便」初便が雄川閣前に到着(25日)。


さまざまな工事の現在の様子

 今年も震災復興関連の工事が多く行われています。1頁で紹介した箕作〜平滝間の橋の建設はその代表的なものですが、ここではそれ以外のものを紹介します。


土合橋の架け替え工事

 

 北野〜天代間の北野川に架かる村道の橋。昨年度から始まり、かなり形になってきました。7月下旬には橋桁が架かる予定です。
写真右手に北野天満温泉に入る道が見えますが、これも新しい橋に合わせる形に付け替えられます。しかし、当初予定されていた国の交付金が今年は少なかったため、完成は来年度以降になります。


平滝〜明石間の橋の橋台

 


 上写真(29日撮影)ですが、橋台(きょうだい)の基礎部分(フーチングといいます)が出来上がり、これから写真に見える高さまで順次、生コンを打ち込み、橋台本体が造られます。奥に見えるのは明石(あかいし)地区。明石の橋台は完成しましたが、橋を架けるには千曲川に橋脚1本を建てることが必要。それは早くても今秋以降の着工になるでしょう。

 

小箕作川の橋の基礎工事
 箕作のライスセンターからもう少し進んだところで、小箕作川(こみつくりがわ)に架かる新しい橋の建設工事が進んでいます。箕作〜平滝間の大橋につながる道路の一部となります。橋台2基が造られますが、うち1基の基礎(フーチング工)の様子を27日に撮影しました。

 

 

青倉集落の圃場整備工事

 

 青倉の圃場整備は今年から3年間の予定。今年は集落内・居平(いでら)地区が対象。


中条川の導流堤

 写真中央に白いコンクリート構築物が見えます。これが導流堤ですが、ほぼ完成しました。この導流堤の左側にもう少し低いものが続く予定ですが、それは別発注の工事になります。
 住民の強い要望が県を動かした工事で、土石流の道路・田んぼへの流れ出しを防ぎます。

 

 次の写真、これを見ただけでは何処なのか、わからないでしょうね。

 


 じつは中条川上流の山腹崩壊地の2号崩壊地と1号崩壊地の中間地点です。谷止(たにどめ)工(こう)という砂防ダムの一種を造る工事が進められています。森集落の開田用水かけ口、「6月の写真から」に写真掲載の不動滝はこれより少し上流にあります。(29日に現場代理人の許可を得て撮影)

 


「森川丸」はどこへ向かうのか?

 村長選からもう2ヶ月が過ぎ、森川氏が新村長として動き出してからでも早や1ヶ月半が経過しようとしています。村民のほとんどが、「村長が代わり、栄村はどう変わるのだろうか?」と固唾(かたず)をのんで見守ってきました。
 ここらで、この1〜2ヶ月の森川村政の動きをざっくりと総括してみる必要があると思います。

 

5月16日発言と6月下旬時点の動きには落差が…
 5月16日の記者会見では、「平成28年度はもう新予算がスタートしている。それをまずじっくり研究する。職員人事は最小限の見直しをする」と発言しました。「『栄村丸』(森川村長の言葉)をかなり慎重に操縦していくんだなあ」という感じがありました。
 それから1ヶ月強を経た6月23日、森川村長は7月1日付の人事異動を発表しました(報道機関等に対しては係長級以上の人事のみ公表)。
 人事異動は係長級以上だけで13件にのぼりました。特命対策課が新設されるので玉突き的に人事が動くという面はありますが、私が受けた印象は「大幅異動だなあ」です。また、産業建設課の農地係の廃止(産業振興係への統合)、商工観光課のジオパーク推進係の廃止、住民福祉課での戸籍住民係(長)の新設など、“寝耳に水”の組織編制替えもあります。
   *主な人事は、特命対策課長に斉藤和幸氏(前ジオパーク推進係長)、

    商工観光課長(兼秋山支所長)・福原洋一氏(前教育委員会事務局

    長)、健康支援課長・勝家直樹氏(前商工観光課長)、教育委員会

    事務局長・大庭和彦氏(前行政・情報防災係長)です。
 森川氏の5月16日時点の発言から感じられたものとは異なり、「急カーブをきった」という感じがします。

 

「断言」が多く、丁寧な説明が不足
 森川氏は前任者・島田茂樹氏と比べると、「言語明瞭」です。議会での質疑でも、言葉一つ一つは明確です。その意味では、発言内容が分かりやすい。
 しかし、一歩踏み込むと、森川氏の考えの結論のみを断言的に発言することが目立ち、その「考え」の根拠や、その「考え」を導き出した思考の内容などの説明は不足しているように感じられます。一つの事例を挙げてみます。
 みなさんもすでにご存じのように、森川村長は「秋山観光重視」です。まるで「栄村の観光資源は秋山郷にしかない」と言わんばかりです。多くの人が疑問に感じています。6月村議会でもいろんな議員が森川村長に質問しました。
 しかし、森川氏は「観光のメインは秋山」、「『下(しも)』で観光の目ぼしいものがない」と言うばかり。駅前に新設された震災祈念館については「単なる観光案内所。臨時職員で対応可能」と断言しました。
 もちろん、森川氏にはもっと深い考えがあるのかもしれません。でも、そうならば、その深い考えを村民に丁寧に分かりやすく説明するのが村長たる森川氏の責務だと思います。
 役場の組織編制替えにしても、そうです。係の廃止や新設は条例の制定(=議会での可決)なしにできることですが、前日まで議会が開かれていて、説明の機会はいくらでもあったのに、議会での説明はなし。議会では農地の維持をめぐる問題も議論のテーマになっていました。なぜ、その時、「農地係は廃止します」と言わないのか? 農業が主産業の栄村で、農地の問題は「産業振興」一般に解消してよい問題だとは思えません。

 

「村民が主人公」と言うならば……
 森川村長は、6月議会初日の所信表明でも「村民が主人公」と言いました。それ自体は村民の誰しもが「まったくその通りだ」、「そうでなきゃ困る」と思うことです。
 しかし、実際の動きを見ると、その言葉とは違うことが顔をのぞかせます。たとえば、議会で一般質問にたった阿部伸治さんに対する答弁の中で、「議員は他候補の選対副本部長でしたが…」という発言を挟(はさ)みました。まったく不必要な言葉です。この発言を聞いた多くの人が「まだ選挙戦をひきずっているのか?」と思いました。選挙戦が終わったらノーサイド。阿部伸治さんは「他候補選対副本部長」ではなく、森川村長が「村民が主人公」と言う村民からの負託を受けた議員の一人です。
 辞意を表明したイギリスのキャメロン首相も自身のことを「船長」にたとえていましたが、「船長」には常に村民の声に偏りなく耳を傾け、慎重なうえにも慎重な村政運営を心がけてもらいたいというのが村民の思いです。森川村長からは、一般質問の答弁の中で「5番議員(松尾のこと)は村民からの色んな意見を聞くことができて羨ましい」という過分な言葉をいただきましたが、私は村民の声をいくらでも村長にお届けしますので、どうか色んな意見に耳を傾け、偏りのない村政を進めてほしいと思います。


最近の直売所から

 

 初登場の「グリーンリーフ」。これで焼き肉を巻いて食べてみましたが、脂濃さが消え、とても美味しかったです。下写真は朝霧に包まれた五宝木高原の畑の様子(25日撮影)。

 

 

 6月初めから、下のPOP(ポップ)が常に見られます。宮川頼之さんの長男・一哉さんの奥さまです。まゆさんのキャベツの写真もどうぞ。

 

 


今夕の写真から

 

午後7時半すぎ、「トマトの国」の温泉から出た時に目に入ってきた景色。
中央やや右寄りに山頂がくっきり見えるのは三ツ山。法師山を挟んで、やや左寄りに山頂が雲に隠れているのが鳥甲山。

 

 

 

 

午後5時すぎ、工事の様子を取材するために入った中条川上流山腹崩壊の1号崩壊地にて。
ヨツバヒヨドリあるいはサワヒヨドリ。今季は初見。

 

 

 

ホタルブクロ。1輪は萎れているのが残念だが、咲いていたのはこんな厳しい環境の中。

 

 

中条川上流の2号崩壊地です。


栄村復興への歩みNo.287

  • -
  • 2016.06.29 Wednesday

特集:栄村振興公社について考える

 

「栄村復興への歩み」の新しい号の1つの記事として栄村振興公社について書こうとしたところ、1頁や2頁ではすまなくなってしまいました。
そこで、思い切って、No.287は「振興公社特集」とし、ほぼ同時に通常の内容構成のNo.288を発行することにしました。
本号はほとんど文字ばかりで、読みづらいかと思いますが、大事な問題ですので、お読みいただければ嬉しく思います。

 

振興公社とはそもそも、どういうものなのか?
 この何年もの間、「栄村振興公社」が話題(問題)になり続けています。
 直近の3年間は、「3億円もの委託事業を受けていながら、それらしい事業をできていないのではないか? 3億円を無駄にしているのでは?」という疑問(批判)が中心だったと思います。
 最近は、「森川村長に近い人が理事長になったのは何故?」ということが話題(疑問)の1つの焦点になっています。
 振興公社が話題になることには積極的な意義があると思いますが、「振興公社とはそもそも、どういうものなのか」を正確に理解しないで、議論だけが先行すると、誤った判断をしかねません。そこで、まず、そこから話を始めたいと思います。

 

●一般財団法人とは何なのだろう?
 振興公社の車などには、必ず「(一財)栄村振興公社」と書かれています。
 この(一財)って、何なのか? みなさん、ご存じでしょうか。
 (一財(いちざい))は「一般財団法人」の略称です。よく似た名称に、一般社団法人、公益財団法人があります。

 

 ■社団法人と財団法人の違い
 一般社団法人は純資産がゼロでも設立できるのに対して、一般財団法人は純資産が最低300万円以上ないと設立できません。そのため、一般社団法人が「人の集まり」であるのに対して、一般財団法人は「財産の集まり」だと言われます。
 (一財)栄村振興公社は3千万円の設立金を基に設立されています。

 

 ■そもそも、法人って何なのか?
 「法人」とは、「法律によって人と認められた存在」と解釈すればよいでしょう。分かりやすい事例で説明しましょう。町内会などが法人格を取得していないと、口座を作る時、個人名の口座しか作れないのに対して、法人格を取得すると町内会の名前で口座を作れます。

 

 ■民間企業との違いは?
 普通の企業(株式会社など)は営利の追求を目的とします。そして、儲かれば、それを出資者に配分します(株の配当金など)。それに対して、一般財団法人に剰余金(儲けと言ってもいいです)が生まれた場合、これを役員等に分配することはなく、財団が設立の目的とする活動の資金として活用していくことになります。

 

●栄村(役場)と振興公社は、どういう関係にあるの?
 しばしば、村が振興公社を所有し、経営責任を有しているかのように理解している人がおられますが、これは間違いです。
 一般財団法人栄村振興公社の設立にあたって、栄村は3千万円を拠出していますが、これは寄付です。出資ではありません。したがって、村が振興公社を所有しているわけではなく、また、経営に関与することもありません。
 しかし、こういう誤解を生みだす要因となっている事柄が、もう1つ、あります。
 村が「指定管理者制度」という制度(地方自治法で2003年に導入された制度)を使って、村所有の施設(「トマトの国」などの温泉宿泊施設)を振興公社に管理(運営)させていることです。村は振興公社に対して指定管理委託料を平成27年度から支払っています。
 この指定管理制度では、施設の所有者は依然として村ですが、その管理・運営は振興公社に任せられており、村は介在しません。ただし、その施設を振興公社以外の第三者に占有させる等の行為は振興公社の権限には含まれていません。
 したがって、施設そのものの補修などは施設の所有者である村が行ないますが、温泉宿泊施設としての運営(経営)は振興公社の責任であり、運営(経営)上の赤字を村が補填するような行為はありえません。指定管理者に指定した法人等に経営能力がないとなれば、村は指定管理者を別の法人に変更するなどの措置をとることになります(議会の議決が必要)。

 

●「(一財)栄村振興公社」は何を目的に設立され、どのように運営されているのか
 栄村振興公社の設立目的は「定款(ていかん)」(基本ルール集のようなもの)に書かれています。
     「栄村の恵まれた自然を生かし、都市との交流等の事業を行う

      とともに、地域経済の発展と住民福祉の向上に寄与すること」

     (定款第3条)
 その目的を達成するための事業として、たとえば「(3)都市との交流及び農林産物の振興」など8つの事業が定款第4条に列挙され、その1つに「(5)栄村が設置する施設の受託管理」も入っています。

 

 ■振興公社の役員と経営最高責任者
 栄村振興公社には、評議員(3名以上5名以内)と理事(3名以上5名以内)、監事(2名以内)が置かれます。評議員、理事、監事のいずれも評議員会が選任します。
 評議員会と理事会の関係ですが、私は6月村議会で、振興公社の評議員になっている森川村長に、「一般の企業にたとえて言えば、評議員会は取締役会に相当し、ここが最高決定機関。理事会はいわば執行役員会だと思うのですが」と尋ねました。この質問は振興公社の定款に書かれている内容を分かりやすい表現で言い換えたものです。森川村長は「今の分かりやすい言い方で正しい」と答弁しました。
 つまり、栄村振興公社の最高責任機関は評議員会だということです。
 なお、森川村長は村長就任後の5月下旬に振興公社評議員に就任していますが、「栄村長であるがゆえに振興公社評議員に就任した」という認識を議会答弁で示しました。栄村振興公社は一般財団法人という民間財団ですから、「村長ゆえに評議員になる」というのは妥当なことではないと、私は考えますが。

 

●本年4月以降、事務局長が不在
 振興公社は定款第34条で、「当法人の事務を処理するため、事務局を設置する」とし、その第2項で「事務局には、事務局長その他必要な職員を置き、理事長が任命する」としています。
 従来、この振興公社事務局長は役場から派遣される職員が就いていました(本年3月末までは福原洋一氏)が、4月以降、事務局長は空席になったままです。
 村長選でいずれの候補も公社事務局長への役場職員の派遣に否定的な見解を示していたので、5月16日の新村長就任までは空席、その後、新村長が考えを示すのだろうと思われていました。
しかし、森川新村長の就任、振興公社新理事長の選任からすでに1ヶ月を経た現在も事務局長は任命されず、不在のままです。これは異常な事態だと言わざるをえません。

 

 

振興公社の現状はどうか?

 

●森川村長の振興公社の現状に対する認識
 森川村長は6月議会で「所信表明」をしましたが、そこには公約や5月16日に役場職員に配布された文書には記されていた振興公社に関する記述が消えていました。
 私が一般質問でその理由を問うたところ、森川村長の答弁は「もう(新)理事(が)動き出して活躍してもらっている。(だから、振興公社に関することを所信表明に)わざと出していない」というものでした。
 振興公社の評議員でもある森川村長は高橋新理事長体制を高く評価しているということだと思われますが、何をもって高い評価をしているのかは分かりません。

 

●振興公社の経営は深刻な状況だと思われます
 私は、6月議会で入手した振興公社の平成27年度決算報告書に基づいて振興公社の財務状況を調べてみました。
 その主な内容を紹介します。

 

 ■昨年度(平成27年度)、振興公社の財産は約600万円減った
 企業などの財務状況を見るには「貸借(たいしゃく)対照表(いわゆるバランス・シート)を見ろ」と言われます。
 そこで栄村振興公社の「貸借対照表(平成28年3月31日現在)」を見ると、「一般正味財産 225,380(円)」とあり、その内訳として「前期繰越剰余金 6,255,820」に対して、「当期剰余金 △6,030,400」とあります。つまり、平成27年度の1年間で栄村振興公社の一般正味財産が約600万円減ったということです。

 

 ■1年間で約600万円の赤字が発生した
 なぜ、600万円の財産が減ったのか? その説明は「収支計算書」という、もう1つの書類を見ると、明らかになります。
 「営業収益」で約4千万円(正確には4,084万7,367円)の赤字が出ています。また、「一般管理費」(振興公社という組織を運営するのに必要な経費)等で約1,270万円の赤字が出ています。
 しかし、「営業外収入」というものがあり、これが約4,750万円あります。これは黒字要因です。
 「営業収益」「一般管理費」で出た赤字と「営業外収入」を差し引きすると、赤字額は約600万円に減ります。これが「貸借対照表」に出てきた「一般正味財産」額の減少の原因であるわけです。
 なお、「営業外収入」の大部分、約4,430万円は「受託事業収入」によるものと記されています。これはいわゆる「3億円事業」(「生涯現役事業」)の最終年度(平成27年4月〜9月)のお金が入ったということです。念のために言えば、「3億円事業」はもう終わりましたので、今年度は期待できない収入です。

 

 ■「でも、振興公社には約3千万円の財産がある」?!
 もう一度、「貸借対照表」に戻ります。
 「正味財産の部」というところを見ると、「正味財産合計」として約3,020万円という金額が記されています。
 「なーんだ、公社は3千万円も財産があるじゃないか。それなら、600万円くらい赤字が出ても大丈夫だ」と思われるかもしれません。
 でも、不思議ですね。「一般正味財産」は約22万円しかないと記されていたからです。
 その謎は、「指定正味財産」という項目を見ると、解けます。それがちょうど3千万円あるのです。これは「(一財)栄村振興公社」の設立時に栄村から拠出された金額と同じです。
 でも、「指定正味財産」という用語は私にとっては初めて見るものだったので、調べてみました。すると、公益法人の会計基準の中にこの用語があって、「指定正味財産は、貸借対照表の正味財産の部において、寄附者等から受け入れた財産に対する受託責任を明確にするため、一般正味財産と区分して表示しなければならない」とされています。(一財)栄村振興公社は公益法人ではないので、「一般正味財産」と「指定正味財産」を区別する義務はないと私は思いますが、すでに解散された「公益法人栄村振興公社」(平成25年に(一財)栄村振興公社に移行)の慣習を引き継いでいるのかもしれません。しかし、貸借対照表で「指定正味財産」と「一般正味財産」を区分するならば、「正味財産増減計算書」という書類においても、「指定正味財産の部」と「一般正味財産の部」を区分して記載しなければならないにもかかわらず、(一財)栄村振興公社の「正味財産増減計算書」ではその区分はされていません。実質的には、「指定正味財産」と「一般指定財産」の区分はなされていないと見るのが妥当ではないかと思います。

 大事なことは、この「指定正味財産」の3千万円というものが「いつでも使える財産」として存在しているのか、だと思います。
 結論から先にいえば、私は「ノー」だと思います。

 

 ■正味財産は現金でなくてもよい
 「正味財産」は、一般企業の貸借対照表では「純資産」と表記されますが、「資産」というのは現金である必要はありません。たとえば、「当り馬券はまだ換金されていなくても資産である」という解説を見ることもあります。

 

 ■(一財)栄村振興公社の現金と預金の合計は約2千780万円
 振興公社の貸借対照表の「資産の部」で、現金及び預金がいくらあるのかを見ると、約2千780万円です。
 「なんだ、正味財産が3,020万円というのは事実ではないのか?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
 「資産の部」には、現金、預金の他に、たとえば「棚卸商品 13,468,967(円)」という記載があります。つまり、振興公社が仕入れたが、まだ売れていない商品が約1千350万円分あるということです。これは売れれば、その分のお金が振興公社に入ってきます。ただ、100%確実に売れるという保証があるわけではありませんし、振興公社は色んな物品を扱っていますので、手持ちの商品が売れる一方で、新たな商品在庫が増えることもありえます。
 したがって、「いつでも現金として支払いにまわせる財産(お金)は約2千780万円」と理解しておくのが至当ではないかと思います。

 

 ■運転資金は現状で充分か
 自営業を含めて経営ということに関わっている人ならば、すぐに理解できることですが、会社や店の経営には運転資金というものが必要です。
 たとえば、従業員を雇っている場合、月々、給料の支払日が来れば、給料を現金で支払わなければなりません。また、なんらかのローンがある場合、月々の支払期限までにその月の返済額を支払わなければなりません。
 いずれの場合も、「あと1週間たてばお金が入ってくるので、それまで待って」と言うことはできません。
 振興公社の場合、従業員(職員)が約20名いますから、平均給与1人15万円と少なめに見積もっても1ヶ月300万円、年間で3,600万円のお金が必要になります。
 振興公社は宿泊施設を運営(経営)していて、宿泊料等の売上収入がありますから、宿泊施設の従業員の給料はその売上収入で支払えるかと思います。しかし、「一般管理費」は支出ばかりで、その支出は営業収益または営業外収入で賄う必要があります。平成27年度の場合、先にも書いたとおり、営業収益は赤字で、「3億円事業」の4,430万円を主とする営業外収入で賄っています。しかし、今年度はこの営業外収入はそんなに期待できません。
 私は、運転資金は充分ではないと見ています。

 

 

振興公社は守らなければならない。さて、どうしたらよいか?
 ここまでいろんなことを書いてきましたが、村民のみなさんの関心は「振興公社をどうすればよいか?」という一点に収斂(しゅうれん)すると言っていいと思います。
 栄村振興公社の経営状況はきわめて厳しい状況にありますが、私は、振興公社は絶対に守らなければならない、と考えます。
 まず、人件費の確保はたしかに大変ですが、村の雇用ということを考えた場合、振興公社の雇用はかなり大きな位置を占めています。振興公社の職員には温泉宿泊施設のお客さまへのサービス向上、利用客数の増加などのために自らを鍛え、頑張ってもらわなければなりませんが、同時に、職員のみなさんの働く者としての権利をしっかり守り、雇用を守っていかなければなりません。
 第2に、宿泊施設への宿泊者等の増加、栄村特産品(とくにトマトジュース)の売上増加のために、商品企画、情報発信の面で自己改革的な改善・飛躍を図ることが必要です。事例を1つだけ挙げますが、宿泊施設で働くみなさん、みなさんはお客さま一人ひとりのお名前、お顔、関心事と好みについて、どれだけご存じですか? 私はこの点について大幅な改善余地があると思います。そして、管理部門の人は宿泊施設部門の人がもつ情報をどん欲に、丁寧に吸収しなければ、振興公社全体としてのいい情報発信、経営管理ができないと思います。
 第3に、最重要のことですが、振興公社の経営責任体制を明確にすることです。理事や評議員は「評論家」ではありません。経営責任者です。振興公社の経営が行き詰まるようなことがあれば、その責任を負うのはあなたたちです。「職員がだらしないから」などと言うのは無責任、自らの経営責任の他者への恥ずべき転嫁です。
 しかし、経営責任とは上から目線で、職員に勝手な「指示」を出すことではありません。中堅職員の能力と努力にもっと信頼を寄せ、彼ら・彼女らに権限を付与し、その能力を引き出していくことです。中堅職員の人たちにはプロとしての誇りと自覚をもって、さらに飛躍して創造的な仕事に邁進してほしいと思います。
 最後に、一つ、重要なことをおさえておきたいと思います。振興公社をめぐって、しばしば、「民業圧迫」ということが言われます。栄村の観光市場は現状ではたしかに限られたものです。その中で「民業圧迫」ということが話題になること自体は不思議ではありません。しかし、「民業」と振興公社の関係は、必要なデータも開示しながら、中立的な立場の人たちの公正な判断を聞きながら、調整していくことが必要です。栄村と栄村の観光産業が発展していくには、特定の人や会社に観光産業をめぐる権限などが集中・偏在することがないように配慮して、公正で民主的な議論、施策の決定を進めていくことが求められます。
 村民のみなさんも、振興公社の職員などとの会話の機会を増やし、自らの知恵や意見を伝えて、一緒に振興公社の経営改善・発展−栄村の発展に努力していくようにしようではありませんか。


平滝へ橋がつながった!〜6月27日の架橋工事現場〜

 

 

 27日午後4時頃の写真2枚。朝まではつながっていなかった橋脚上の橋桁と平滝側の橋台がついにつながりました!
比較対照として、6月22日に撮影した写真をやはり2枚紹介します。

 

 

 

 

 27日に行われた作業は、4月末から平滝側の地上に置かれていた30mの長さ、重量80tの橋桁を400t吊の巨大なクレーンで吊り上げ、箕作側から送り出されてきた橋桁と平滝側の橋台の間に下ろし、橋桁をつなぐというもの。4月から開始された今期工事の最大のハイライトというべきものです。
 22日段階で、箕作側から送り出されてきた橋桁の扛下(こうか)作業(ジャッキの上に載せられていた橋桁をジャッキを外して橋脚上におろす)が終わり、また、24日には400t吊の巨大クレーンの先端部を外し、重量が大きい橋桁を吊る準備も完了していました。
 以前に紹介した30mの橋桁を改めて、そして24日の400t吊の巨大クレーンの先端部分を外す作業を紹介しておきます。

 いずれも5月1日撮影。

 

 

 

 下の写真は6月17日撮影の400t吊クレーンの先端部。ビーム(灰色っぽい部分)の先に朱色の箇所が見えます。

 


 この部分は距離を延ばすためのものですが、あまり重いものを吊ることはできません。そこで、橋桁を吊る作業を前に24日、この部分が取り外されました。下の写真です。

 

 


 さて、いよいよ27日の作業です。

 

8:53。主桁G4にクレーンのワイヤーを取り付ける。

 

9:01。クレーンが主桁G4を吊り上げ始めた。写真では分かりづらいだろうが、レンズ越しに主桁が動くのが確認できた。
  *橋桁は4本から成り、下流側からG4、G3、G2、G1と入る。

 

以下、連写したものの中からピックアップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 9:20。G4が所定位置に収まったかに見えたが、どうも橋台側でうまく収まらないらしい。
 現場代理人の島田さんの話では、「気温上昇で主桁が伸びた」らしい。
 この後、島田さんも箕作側から橋桁の上を歩き、打ち合わせに向かった。
 私は、撮影場所を、ここまでの小箕作川橋建設現場近くの田んぼの畦から、箕作側の上流側の田んぼの畦に移動。

 

 

 

 9:53。問題が解決したらしく、G4からクレーンのワイヤーが外され、クレーンは次のG3を運ぶ態勢に移った。

 


 その後、小箕作橋の橋台A1のフーチング工の様子を撮影して(下写真)、現場を離れた。

 

 


 午後3時50分頃、「かなり進んだかな」と思って、平滝に行くと、陸上にはすでに橋桁の姿はなし。最後のG2を所定場所におろした直後だった。

 

 

 

 平滝の地上と橋台を挟んで橋桁がつながっている!
 そして、このレポート冒頭の2枚の写真を撮りました。

 この日は、「ものすごいことが行われる」と緊張していたが、「なにかあっけなく完了した」という感じがします。
 しかし、箕作側の橋桁がつながるのは今夏以降の別業者による床板(しょうばん)工の時。架橋工事はまだまだ続きます。


木島平〜切明を結ぶ「高原シャトル便」、初運行

 

 木島平村の観光交流センターと切明温泉をバスで結ぶ「高原シャトル便」の運行が25日(土)から始まりました。
 写真は切明温泉・雄川閣前で到着便から乗客の方が降りられるところ。

 

 雄川閣では、支配人の山田美矢子さんがお出迎え、栄村自慢の「さかえトマトジュース」を乗客のみなさんにプレゼントしました。

 

 

 初運行はあいにくの雨模様で、乗客は5名にとどまりましたが(定員21名)、「川原から湧き出る温泉」などを散策されました。

 


「川原から湧き出る温泉」に向かい、吊り橋を渡る乗客のみなさん。案内するのはシャトル便の運転手さん(森宮観光)。

 

 25日は「24時間連続降雨が予想される」とのことで、東京電力が未明に渋沢ダムから放流したため川が増水、温泉に川の水が大量に入ったため、一部の場所で足湯を楽しむのが精一杯。それでも、お客さんたちは「足湯ができるわ」と喜んでおられました。

 


 私は、シャトル便が秋山林道のミズノサワ近辺を走る姿を撮影しようと思い、朝、秋山郷に向かいましたが、途中、鳥甲牧場でレタスの1品種「グリーンリーフ」の栽培と収穫の様子の撮影をしたのと、バスが少し定刻よりも少し早く走ったため、目的を達することが出来ませんでした。鳥甲山登山口近くの三叉路でシャトルバスと出会い、切明温泉まで追いかけ、1枚目の写真を撮った次第です。

 つぎの写真は、雄川閣の露天風呂から「川原から湧き出る温泉」を望んだもの。「松本から来た」という若者5名が「温泉」の中に入り、はしゃいでいました。

 

 

 雄川閣の露天風呂はこんな感じです。こちらもおお薦めです。


 「高原シャトル便」は10月23日までの土日祝日と8月11〜15日に一日一往復の運行。木島平村観光交流センター午前9時15分発、切明温泉11時5分着。途中、カヤの平高原総合案内所と秋山林道(志賀高原への県道との交点)に停車。乗車は無料ですが、予約が必要。予約電話は0120−476−300。復路便は切明温泉を午後1時10分発、木島平村観光交流センター3時着。
 北陸新幹線飯山駅と木島平村の間には、木島平村の「村シャトル便」が走っていて、木島平村観光交流センターで「高原シャトル便」に接続できます。
 シャトル便はバスの後部外部にサイクリング用自転車を付けていました。サイクリングも楽しめるようです。

 

 25日の乗客は、長野市から来られたご夫婦と、木島平村の人3名。雨と霧であまり景色を楽しむことはできなかったようですが、みなさん、「カヤの平は素敵だった」と異口同音に言っておられました。天候がよければ、全コース、最高の景色です。私は昨秋3回ほど走りました。自信と確信をもってご推薦できます。

    
 このシャトル便は地方創生加速化交付金(平成27年度第2次補正予算)300万円を活用したもので、北信地域9市町村の広域連携事業で、木島平村が推進したものです。
 栄村の森川浩市村長は「北陸新幹線を活用し、飯山駅と切明温泉を結ぶ」と言い、「栄村の観光のメインは秋山郷。商工観光課を秋山に移す」と言っていますが、今日の「高原シャトル便」の初運行に商工観光課の対応はなし。また、森川村長が「活躍してもらっている」と評価する振興公社新理事長は切明温泉在住にもかかわらず、「高原シャトル便」の初運行便の到着にもかかわらず、姿を見せられず。非常に残念なことです。

 


お米のふるさと便り

 6月25日発行の「お米のふるさと便り」を紹介します。

 

 

 いまでも田植え祭りの伝統が残されている地域では、男衆ではなく、早乙女の手で田植えが始められます。私は栄村に移って10年になりますが、残念がら栄村ではそういう伝統行事を目にする機会がありませんでした。
 しかし、5年前の震災を機に、白鳥集落出身の民謡音楽家の月岡翁笙(おうしょう)さんが栄村復興への励ましの唄として「さかえ田植唄」をプレゼント下さり、「さかえ田植唄おどり愛好会」のみなさんがその唄に振付をして踊りをご披露下さるようになりました。
 来年の圃場整備を前に、この景色での田植えが最後になる6月5日、「愛好会」のみなさんが棚田で踊りをご披露下さり、さらに早乙女姿の衣装そのままで田植えをして下さいました。(真ん中の男性はミュージシャンの山内薫さん)

 続けて、「さかえ田植唄おどり」の様子を2枚、紹介します。

 

青倉の棚田を背景に踊りが始まる。
雲がかかるが、背景には苗場山から鳥甲山の連なりが見える。

 

踊りをご披露くださったのは、左から斉藤充子さん(栄小教頭)、吉田恵美子さん、徳武清花さん(栄小教諭)、山田ミツイさん、鈴木英子さん、有田よし江さん。

 

 踊りや田植えが行われた小さな棚田の周りには、青倉集落の人たちがたくさん集まり、拍手喝采でした。この田んぼ、来年はお休みになりますが、圃場整備後の再来年、こういう楽しい集まりをより大きく実現できればなあ、と思っています。

 

 

野々海池の様子
 6月下旬に入って、熊本地震の被災地に追いうちをかけるような豪雨災害がおきていますが、当地は、6月22〜23日にやや本降りの雨が降ったものの、以前として水不足が続いています。でも、青倉が属する水内(みのち)地区は野々海池のおかげで田んぼの水を確保することができています。野々海池の様子を少しご紹介しましょう。

 

 

 6月22日朝の様子です。まだたくさんの水がありますね。でも、写真奥に見える池の対岸に注目ください。池の際に土が見えています。満水の時には見えないものです。
 比較対照として、5月15日の写真を示します。

 


 池の水と対岸の樹々が触れ合うような感じ。樹々の緑の色も芽吹き直後の浅い色で、今とはずいぶんと違います。
水量・水位の違いを、野々海池から各集落の田んぼへの水路に水を送り出す斜樋の様子でもご覧ください。

 

 

 写真下から順に2段目の水栓、3段目の水栓…と続きますが、6月22日時点で、6段目までもう水がありません。後ろ姿は水番の月岡英男さん。英男さんのお話では「今日は8段目と9段目を開けている。(少し水をかぶっている)7段目はもう水圧がなくて水が落ちない」とのこと。
 この斜樋も5月15日の様子も、ちょっと見づらい写真ですが、示しておきましょう。

 

 

 水番の英男さんは、「野々海の水は8月いっぱいもたせる」と言っておられます。
 先人たちがたいへんな苦労をされて築かれた野々海池。その偉大さと有難さが身に沁みる昨今です。

 


 上写真は英男さんの水見番手帳。過去何年分もの野々海池の水量、斜樋の管理状況が記録されています。英男さんの節くれだった手も見事です!

 


野々海への道の豊かな自然
 私はできるだけ頻繁に野々海池の様子を見に行くようにしています。そんな中の一日、6月18日の午前、青倉からスキー場〜貝立山裏を経由して往復したときの写真をご覧ください。

 

 

 木の枝にぶら下がるモリアオガエルの卵。
 色が少し黄色っぽくなってきていますが、当初はほぼ真っ白です。下の写真のように野々海三叉路の小さな池の際の樹々にたくさんぶら下がっています。

 


 その三叉路の小さな池の美しい景色もどうぞ。

 

 

 

 「今年は蝶が多いぞ」と5月頃から思っていましたが、6月中旬をすぎて予想通りになっています。

 

 

 とっても綺麗でしょう。山道を軽トラで疾駆すると、目の前をこういう蝶が乱舞しています。
 ちょっと遊びっぽいですが、蝶が翅を閉じた状態から、それを開き、再び閉じるまでを連写で追いかけてみました。わずか数十秒の世界です。

 

 

 

 

 なんということもない風景ですが、道際に黄色の草花がぎっしりと咲いているのがとてもいい。花だけをクローズアップすると、

 


 畦などでは草刈りで刈られてしまうものですが、私は大好き。花の下の細い茎を折ると、乳白色の液が出てきます。そのことから「チチグサ」と呼ばれています。

 

 

 

 シモツケソウ(下野草)の中でも「本州の日本海側(富山県、長野県北部、新潟県、福島県西部、山形県)に分布し、山地から深山の沢沿いや、やや湿った場所、林縁に自生する」とされるコシジ(越路)シモツケソウだと思われます。青倉から野々海に向かうスキー場内の道の脇など、ごく限られた場所だけに見られます。

 

 

 エゾアジサイです。
 栄村では各所で見られます。今年は平年よりも早く開花し、間もなく満開になりそう。周りの青いものを花びらと思いがちですが、真ん中の小さな粒の集まりのようなものが花びらです。

 


 最後に、ズッキーニの収穫・出荷が始まりました。24日朝からです。アスパラはそろそろ終わりですが、今度はズッキーニ。斉藤克己さんのズッキーニをご希望の方はご連絡ください。

 

 

青倉米やズッキーニ等のご注文は
 携帯:080-2029-0236
 mail:aokura@sakaemura.net

へ。
振込口座は、ゆうちょ銀行 普通口座 11120−12957551
口座名義 特定非営利活動法人栄村ネットワーク
電子振込の場合は、トクヒ)サカエムラネットワーク と書き込んでください。